不動産クラウドファンディングおすすめ9選を比較【2025年】

不動産クラウドファンディングおすすめ9選を比較【2025年】

不動産投資に興味はあっても、多額の資金や専門知識が必要なイメージから、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。

そうした中、1万円程度から手軽に始められる不動産クラウドファンディングが注目されています。

少額から不動産運用に参加できる手軽さから、副収入や資産形成の手段として幅広い世代の方から関心が高まっています。

一方で、実際に儲かるのか、仕組みが怪しくないのか不安を感じてしまう方も少なくありません。

そこでこの記事では、不動産クラウドファンディングの基本的な仕組みやメリット・デメリット、注意点などを解説します。

さらに、信頼性が高く人気の不動産クラウドファンディングサイト9選を比較してご紹介します。

不動産クラファンに興味のある方やサイトの選び方に迷っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。

目次

不動産クラウドファンディングおすすめランキング

不動産クラファンサイト過去の元本割れの有無優先出資の可否最低投資金額累計募集実績数
COZUCHI0件1万円128件
CREAL0件1万円130件
Rimple0件1万円99件
利回り不動産0件1万円70件
みんなの年金0件10万円132件
TSON FUNDING0件10万円239件
TECROWD0件10万円80件
FANTAS funding0件1万円200件以上
Property+0件1万円30件以上

COZUCHI(コズチ)は高利回りと低リスクで人気のクラファン最大手

COZUCHI
運営会社株式会社LAETOLI
過去の元本割れの有無0件(2025年4月時点)
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額・1万円(短期運用型:3ヶ月〜)
・10万円(中長期運用型:最長10年)
累計募集実績数累計128件(2025年4月時点)
運用中ファンド数33件(2025年1月時点)
利回り想定年利回り:7.4%
特徴・元本割れゼロの安全性
・最短15分で投資可能
・中途解約オプションあり

COZUCHI(コズチ)は、不動産クラウドファンディングの最大手として知られ、これまで元本割れゼロという高い実績を誇る注目のサービスです。

運営会社のLAETOLIは長年の不動産業界での実績に加え、「フェアエコノミー」の実現や持続可能なまちづくりを掲げる社会的ミッションでも高く評価されています。

COZUCHIの大きな特徴は、万が一の物価下落時でも投資家の元本を守る「優先劣後構造」を採用している点です。

各プロジェクトにおいて運営会社自らが劣後出資することで、投資家が優先的に利益を得られる仕組みを整えており、安全性の高さが魅力です。

また、1万円から始められる手軽さに加え、2025年最新のレポートでは想定年利回り7.4%という結果も出ています。

さらに、不動産クラファンでは珍しく途中解約(途中換金)にも対応しており、万が一の資金調達手段として活用できます。

一方、人気ファンドは募集開始から数分で満額となることもあり、非常に注目されているサービスです。

COZUCHI『北青山 開発プロジェクト フェーズ2』運用終了日の翌日に元金償還でした✨配当金は月末だけれど、元金だけでも先に返してくれるのは嬉しいです💕他の案件にすぐに回せるのでロスタイムなし👍利回りも3%アップの見込み!COZUCHI最高☺️

引用元:X

口コミの通り、COZUCHIは運用終了後の元本償還が早く、資金を無駄なく次の投資へ回せるほか、高利回りも狙える効率的な運用が魅力です。

CREAL(クリアル)は安全性重視で不動産クラファン専業初の上場企業

CREAL
運営会社クリアル株式会社
過去の元本割れの有無0件(2025年4月時点)
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額1万円
累計募集実績数130件(2025年4月時点)
運用中ファンド数27件(2025年4月時点)
利回り・想定年利回り:3.0%〜6.0%
・4〜4.5%の低利回りが多く安定志向
・最高10%超の高利回り案件あり
特徴・運営会社が上場企業で信頼性が高い
・保育園やホスピスなど社会貢献型物件も扱う
・空室リスク低減のマスターリース契約

CREAL(クリアル)は、不動産クラファン専業で初めて東証グロース市場に上場した信頼性の高いサービスです。

2018年のサービス開始以降、累計調達額は733億円超、元本割れゼロの安定した実績を誇り、初心者にも安心の投資先として人気を集めています。

1万円から始められ、都心のオフィスビルや地方のホテル、保育園やホスピスなど、多彩な物件を取り扱い、地域貢献性の高い案件が豊富です。

また、以下の通りリスク管理や安全性を重視しているのも大きな特徴です。

項目内容
優先劣後構造価格が最大20%下落しても元本が保護される
マスターリース契約空室が出ても賃料収入を保証し収益の安全性を確保
信託銀行による分別管理未投資資金は信託口座で保護され倒産リスクにも対応
不正送金の防止引き出し先の口座は本人名義のみ設定可能

上場企業に加えて安全性を重視しているため、初めての不動産投資でもおすすめと言えるでしょう。

久々のクリアル投稿😆

最後の配当+満期返戻償還がありました👏
もう資金無くて、投資出来なかったのでちょうどいいタイミングでした。
ありがとうございます😭

次は代官山、浅草蔵前どちらにしようかな😲

引用元:X

満期償還でスムーズに資金が戻るから、次の投資も計画的に進められ、タイミング良く資金が活用できるのもクリアルならではの強みです。

Rimple(リンプル)はポイ活もできて利回りよりも安定志向におすすめ

Rimple
運営会社プロパティエージェント株式会社
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額1万円
累計募集実績数99件
運用中ファンド数9件(2025年4月時点)
利回り・想定年利回り:2.7%〜4%
・最高実績:年利10%
・低利回りで安定志向
特徴・東証プライム上場
・他社ポイントで投資可能
・短期運用(6ヶ月)で流動性重視

Rimple(リンプル)は、東証プライム上場企業のプロパティエージェントが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。

2020年のサービス開始以降、元本割れゼロという安定した実績を維持しています。

首都圏のマンションなど担保付き物件に特化し、最大30%の劣後出資により投資家の元本を守る仕組みを採用しています。

最低1万円から投資ができ、永久不滅ポイントやハピタス、モッピーなどを使ったポイ活ができるのも大きな特徴です。

他社のサービスと比較すると利回りは低めですが、元本割れやリスクを極力避けたい安定志向の方に向いていると言えます。

平均運用期間は6ヶ月と短く、資金の流動性を重視する方にもおすすめです。

少額から始めたい方やポイントを活用して資産形成を目指す初心者にもおすすめのサービスと言えます。

Rimple退会処理無事完了

平均利回り2.7%が低いとみて退会したけど実際まともに不動産クラファンを運営したらこの位の利回りが妥当だと思う

良い物件扱ってるし上場企業が運営だしリンプルは安心して使って良いはず

逆にそれ以上の利回り出してる会社は高いリスクがあると思って出資しないとだね

引用元:X

口コミからも、堅実な利回りと上場企業の運営による安心感で、信頼性を重視する方におすすめと分かります。

利回り不動産は高利回り設計で独自のワイズコインも使える

ワイズコイン
運営会社株式会社ワイズホールディングス
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額1万円(現金またはワイズコイン利用)
累計募集実績数70件
運用中ファンド数5件(2025年4月時点)
利回り・想定年利回り4%〜10.0%前後
・10〜12%の高利回りファンドも多い
特徴・首都圏中心の物件に特化
・独自のワイズコイン付与で実質利回り向上

利回り不動産は、ワイズホールディングスが運営する高利回り設計が魅力の不動産クラウドファンディングサービスです。

1口1万円からの少額投資が可能で、首都圏を中心とした賃貸マンションや商業ビルなど、安定した需要が見込まれる物件を取り扱っています。

優先劣後出資による元本保護や空室時にも家賃収入が保証されるマスターリース契約など、堅実なリスク管理も特徴です。

投資額に応じて付与される「ワイズコイン」を活用すれば、実質的な利回りアップも可能です。

「ワンズコイン」は1コイン1円で使えて、有効期限がないのも嬉しいポイント。

Amazonギフト券との交換や出資時の自動現金化にも対応しており、無駄なく利用できるのも特徴です。

利回り不動産
第69号 青森県ヘルスケア施設2

150口当選しました🙌
シュミレーション画面を見て皮算用🦊
前回もらったワイズコインも使えたのでタイミング良かった☺️
無事に償還されますように🙏

明日明後日はタイガースを応援します⚾️🐯

引用元:X

ワンズコインは投資コスト削減とポイント還元を両立した利回り不動産の独自システムで、良い評判も多いようです。

みんなの年金は全ファンド想定年利回り8%で安定収入が魅力

みんなの年金
運営会社株式会社ネクサスエージェント
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後構造を採用:劣後出資割合10〜30%)
最低投資金額10万円一口単位
累計募集実績数132件(2025年1月時点)
運用中ファンド数約40件
利回り・想定年利回り8.0%
・全案件で利回り固定
特徴・8.0%の固定利回りで安定性がある
・奇数月の分配金で公的年金と収入サイクルを補完
・大都市圏案件に特化

みんなの年金は、ネクサスエージェントが運営する不動産クラウドファンディングサービスです。

最低投資金額は10万円とやや高めですが、全案件で想定利回り8.0%の固定配当を提供しており、過去に元本割れや配当遅延は一度も発生していません。

配当は2ヶ月ごとの奇数月に支払われ、公的年金の支給月である偶数月と交互になるため、実質的に安定した収入を得ることが可能です。

物件は東京や名古屋、大阪や福岡など大都市圏に特化しており、不動産価値が下がりにくいエリアで運用しているのも安心材料のひとつ。

元本保護のために優先劣後構造を採用しているほか、投資口座預託形式により振込手数料が抑えられ、分配金の再投資もしやすい仕組みが整っています。

安定収入を重視したい方や年金にプラスの副収入を考えている方におすすめですが、人気案件は抽選倍率が高い点も特徴です。

みんなの年金さんから、配当のお知らせがきた〜😊
こうやっていろんな投資先からコツコツ配当が入ってくるのは、すっごくうれぴー💕💕
NISAの非課税も魅力だけど、税金納めても株式の高配当並に頂けるから、クラファンも凄くイイっ✨
ん?この感覚…合ってる〜?🙄

引用元:X

安定して配当されるのは嬉しいポイントです。

TSON FUNDING(ティーソンファンディング)はAI分析による物件選定が特徴で案件が多い

TSON FUNDING
運営会社株式会社TSON
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後構造を採用)
最低投資金額10万円
累計募集実績数239件
運用中ファンド数93件
利回り想定年利回り:5.8%前後
特徴・AI分析による物件選定
・キャピタルゲインとインカムゲインの選択可能

TSON FUNDING(ティーソンファンディング)は、東証プロマーケット上場の株式会社TSONが運営しています。

土地の仕入れから商品の開発、販売までを一貫して自社で行い、平均6%前後の高利回りファンドを継続的に提供しています。

AI分析や独自データを活用し、賃貸需要や地域特性を踏まえた物件を選定しているのも特徴です。

元本保護の仕組みとして優先劣後構造を採用しており、物件の運用や売却時に損失が出た場合も範囲内で運営会社が負担をしてくれます

また、ファンドは短期(匿名組合型)長期(任意組合型)から選択可能で、堅実に資産形成をしたい方におすすめです。

以下の通り、高配当株派の方にも嬉しい高利回りで、分配金目的の投資にもおすすめとの良い口コミもあります。

おつかれさまです🌙
不動産クラファン「TSON FUNDING」から分配金もらいました。
利回りが6.5%とかなり高額でした、不動産クラファンは高配当株より利回りが高いので配当金目的の投資家にはぜひおススメですよ🌟💰

引用元:X

TECROWD(テクラウド)は為替リスクなしで海外不動産に投資ができる

TECROWD
運営会社TECRA株式会社
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額10万円
累計募集実績数79件
運用中ファンド数12件
利回り・想定年利回り10.5%(償還済みファンドのみ)
・平均利回りが高い
特徴・海外不動産に特化・円建て為替ヘッジ
・マスターシースによる空室リスク軽減

TECROWD(テクラウド)は、国内だけでなく海外の不動産に投資できる不動産クラウドファンディングサービスです。

特にモンゴルやカザフスタンなど新興国の高級住宅、アメリカのデータセンターや商業施設など、成長市場に特化しているのが特徴です。

ファンド運用に関わる全ての金銭の授受は円建てで行われ、為替リスクを気にせず海外投資ができるのも大きな魅力

これまでの償還済みファンドの平均利回りが平均10.5%という高水準で、マスターリース契約や優先劣後構造による安全性も備えています。

利回り不動産当選ーー
なんとか集め切ったか…笑
優先当選権上手く使えるかな🙄
あとはテクラウドのデータセンターどうしよっかな🤔
クラファンソシャレンで2年超える案件は投資したことない😅

引用元:X

TECROWDの海外案件は2〜3年程度の運用期間を有するため、期間を許容できるかも選び方のポイントです。

FANTAS funding(ファンタスファンディング)は東京23区中心で空き家再生プロジェクトも充実

FANTAS funding
運営会社FANTAS technology株式会社
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額1万円
累計募集実績数200件以上
運用中ファンド数10件
利回り・想定年利回り:3.5〜7.0%
・中古戸建て再生案件では7%以上もあり
特徴・東京23区中心の物件
・空き家再生プロジェクト

FANTAS funding(ファンタスファンディング)は、FANTAS technology株式会社が運営する不動産クラウドファンディングサービスです。

主に東京23区を中心とした物件に特化し、空き家再生を主要事業の一つとしているのも特徴です。

再生した空き家や適正価格で買い取った中古ワンルームマンション、新築物件などをファンド化しており、投資と社会貢献の両立ができます。

これまで200件以上のファンドを組成している中で、元本割れゼロの安定した実績で、1口1万円から投資可能な手軽さが魅力です。

少額投資と短期、低リスクを兼ね備えているため、不動産投資初心者や余剰資金の活用を考えている方にもおすすめです。

FANTAS funding 4案件勝ち取った😤💪

引用元:X

案件が豊富なので、タイミングを掴むと効率的に獲得できるようです。

Property+(プロパティプラス)は大手グループ運営でリスク軽減

Property+
運営会社株式会社リビングコーポレーション
過去の元本割れの有無0件
優先出資の可否可(優先劣後方式を採用)
最低投資金額1万円
累計募集実績数30件以上
運用中ファンド数記載なし
利回り・想定年利回り:4.86%
・利回りはやや低め
特徴・自発開発物件の高品質、好立地
・会員間譲渡可能な流動生

Property+(プロパティプラス)は、東証プライム上場の飯田ホールディングス傘下の株式会社リビングコーポレーションが運営しています。

1口1万円から投資可能で、自社開発のデザインマンションをバリューブックス中心にファンドを組成しています。

2025年4月時点で累計募集実績は約30件と案件数は少なめですが、運営会社と元本割れゼロの安定性が魅力です。

元本保護には優先劣後方式を採用し、信託銀行による資産分別管理やマスターリース契約でリスクも抑えられています。

途中解約は不可ですが、会員間での譲渡ができるなど柔軟な流動性も嬉しいポイント。

大手グループの信頼性と少額の投資が両立しており、不動産投資が初めての方にもおすすめできます。

property+(プロパティプラス)quador神宮西ファンド3    投資完了!

今回は少し余裕をもって投資できたようですが、10分ほどで完売と人気のファンドですね😊

引用元:X

10分程で完売と人気ファンドも多いので、タイミングは重要です。

不動産クラウドファンディングサイトは複数登録するべき理由

不動産クラウドファンディングで効率的かつ安定した運用を目指すなら、複数のサイトの登録が有効です。

各サイトで取り扱うファンドは基本的に異なり、同じ案件が複数サイトに掲載されることはほとんどありません。

複数サイトを併用することで、案件の比較や検討がしやすくなり、より有利な投資判断が可能になります。

特に人気ファンドは応募倍率が高く抽選に外れることもあるため、複数サイトを併用してチャンスを確保することが大切です。

また、複数の事業者やファンドに分散投資することでリスクを抑え、安定性の高いポートフォリオ構築にも繋がります。

投資の幅と安全性を広げる戦略として、複数サイトの併用は非常に有効と言えるでしょう。

不動産クラウドファンディングサイトの選び方

不動産クラウドファンディングサイトの選び方のポイントを、5つ解説します。

  • 利回りの高さで選ぶ
  • 元本割れや配当遅延をした過去の案件がないか確認
  • 頻繁に新規案件が募集されているか、累計の募集案件数が多いか
  • 運営会社の規模が大きい大手のサービスか
  • 最低投資金額が安いか

利回りの高さで選ぶ

不動産クラウドファンディングで投資判断をする際は、過去の平均利回りと募集中案件の想定利回りを確認することが重要です。

複数サービスの利回りやリスクを比較することで自分に合った投資先を選びやすくなります。

ここで、不動産クラウドファンディングサイトの利回りの数値や特徴を比較してみましょう。

不動産クラファンサイト過去の平均利回り想定年利回り特徴
COZUCHI約4〜13%7.4%・高利回り案件が多い
・想定利回りの上振れが期待できる
CREAL直近平均5.76%3.0〜6.0%・4〜4.5%が多い
・安定志向
Rimple3%前後2.7〜4.0%利回りは低いが安定志向
利回り不動産4〜10%前後4〜10%前後10%や12%の高利回りファンドも多い
みんなの年金8.0%8.0%全ファンド固定利回り8%を実現している
TSON FUNDING5.74〜6.51%5.8%前後5.8%前後が中心
TECROWD10.5〜11.1%10.5%(償還済ファンドのみ)平均利回りが高い
FANTAS funding4.9%3.5〜7.0%中古戸建再生などの案件では7%以上の案件もあり
Property+3.3%4.86%利回りはやや低め

上記の内容は2025年4月時点での公式サイトに基づいた内容ですが、最新情報については随時確認してみて下さい。

元本割れや配当遅延をした過去の案件がないか確認

不動産クラウドファンディングでは、「出資法」により元本保証が法律で禁じられており、元本割れのリスクを完全に排除することはできません。

そのため、多くのサービスではリスクを軽減策として「優先劣後出資制度」を導入しています。

劣後出資の割合が高いほど、投資家の元本が守られやすく10〜30%程度の設定が一般的です。

この記事でご紹介しているサービスは全て、元本割れ・配当遅延が発生しておらず、信頼性は高いと言えます。

一方、劣後出資割合には差がありますので、比較の参考にしてみて下さい。

不動産クラファンサイト元本割れ配当遅延優先劣後出資割合
Rimple0件0件30%
TECROWD0件0件10〜30%
COZUCHI0件0件5〜25%
CREAL0件0件10〜20%
利回り不動産0件0件10〜20%
みんなの年金0件0件10〜20%
TSON FUNDING0件0件10〜20%
FANTAS funding0件0件10〜20%
Property+0件0件10〜20%

頻繁に新規案件が募集されているか、累計の募集案件数が多いか

不動産クラウドファンディングにおいて、新規案件の募集頻度が高いことや累計募集件数が多いことは重要なポイントです。

加えて、案件更新頻度もチェックしておくこともおすすめです。

2025年4月時点で累計募集案件数の運用中ファンドの数を多い順に比較しているので、参考にしてみて下さい。

不動産クラファンサイト累計募集案件数運用中ファンド
TSON FUNDING239件93件
FANTAS funding200件10件
みんなの年金132件47件
CREAL130件27件
COZUCHI128件33件
Rimple99件9件
TECROWD80件12件
利回り不動産70件5件
Property+30件記載なし

運営会社の規模が大きい大手のサービスか

不動産クラウドファンディングは、少額から始められる手軽さや新しい投資形態であることから、怪しいと思われてしまうことも多いです。

そのため、信頼性の高い運営会社が提供するサービスを選ぶことで、資金の安全性や情報開示、運用実績の面でも安心して利用できます。

これまでの実績や運営会社の信頼性から、安全性が高いおすすめのサービスは以下の通りです。

不動産クラファンサイト運営会社特徴
COZUCHILAETOLI株式会社不動産クラファン最大手
CREALクリアル株式会社東証グロース市場に上場(不動産クラファン専業で初)
Rimpleプロパティエージェント株式会社東証プライム上場グループ企業の総合不動産ディベロッパー
利回り不動産株式会社ワイズホールディングス創業以来黒字経営
みんなの年金株式会社ネクサスエージェント急成長中のベンチャー企業

最低投資金額が安いか

最低投資金額が低い不動産クラファンは、投資のハードルを下げ始めやすい点が魅力です。

最低投資金額を比較すると以下の通りで、基本的に1万円と10万円で選択が可能です。

不動産クラファンサービス最低投資金額
COZUCHI1万円
CREAL1万円
Rimple1万円
利回り不動産1万円
FANTAS funding1万円
Property+1万円
みんなの年金10万円
TSON FUNDING10万円
TECROWD10万円

不動産クラウドファンディングは儲からない!やめとけと言われる理由

不動産クラウドファンディングはやめとけ、儲からないと言われてしまうことが多々あります。

その理由を、以下の通り解説していきます。

  • レバレッジをかけられず、数倍になるような利益は見込めない
  • あくまでも元本保証はない
  • 人気の案件は早い者勝ちで競争率が高い

レバレッジをかけられず、数倍になるような利益は見込めない

不動産クラウドファンディングが「儲からない」「やめとけ」と言われる理由のひとつに、レバレッジが効かない点が挙げられます。

現物の不動産投資のように借入を活用して投資規模を広げ、収益を数倍にすることはできません。

出資金のみで運用されるため、株式やFX、仮想通貨のように2倍・3倍といった大きなリターンは期待できません。

利回りは高くても10%前後が一般的で、短期間で一気に儲けたい方には不向きです。

一方で、年3〜8%の安定した収益をコツコツ得る長期運用向きの投資をしたい方にはおすすめです。

あくまでも元本保証はない

不動産クラウドファンディングは元本保証がないため、「やめとけ」と言われてしまいます。

不動産価値の下落や空室、自然災害などの影響で計画通りの分配金が得られないだけでなく、最悪の場合は元本割れのリスクも伴います

リスクを完全に排除することはできませんが、多くのサービスでは投資家が優先出資、運営会社が劣後出資を担う「優先劣後構造」を採用しています。

大きく不動産価格が下落しない限りは、元本割れは起きないと言えるでしょう。

また、実際に元本割れの実績がゼロのサービスが多く、運営会社も「元本割れゼロ実績」を維持するため慎重な運用を行っています。

それでもリスクがないとは言い切れないため、余裕資金で投資することは重要です。

人気の案件は早い者勝ちで競争率が高い

不動産クラウドファンディングが「やめとけ」と言われる理由のひとつに、人気案件への投資の難しさがあります。

利回りが高く、立地条件に優れた案件などは人気があり、募集開始と同時に申し込みが殺到することも珍しくありません。

特に先着順のファンドは数分で満額に達してしまい、投資したくても間に合わないケースも多く見られます。

投資したいタイミングで案件に出資できず、準備していた資金を効率的に使えないまま眠らせてしまう場合もあるかもしれません。

一方、最近では抽選方式を採用しているサービスも増えており、事前に余裕を持って応募できる機会も増えています。

サービス選びや情報収集を工夫すれば、人気案件への投資チャンスを掴むことは十分可能と言えるでしょう。