利回りの高い案件を狙いたい一方で、リスク面が気になるという方も多いでしょう。そんな方におすすめなのが、高利回り案件と安定志向の案件をバランスよく取り扱っている「大家どっとこむ」です。
大家どっとこむでは、魅力的な利回りの案件も豊富にある一方で、堅実性を重視したリスクの低いファンドも数多く提供されています。とはいえ、実際の実績やユーザーの評判も気になるところですよね。
本記事では、大家どっとこむの特徴やメリット・デメリット、実際の体験談、他社サービスとの比較まで詳しく解説します。
大家どっとこむ(大家ドットコム)とは?メリットや特徴

「大家どっとこむ」は、1万円からスマホだけで始められる不動産クラウドファンディングサービスです。従来の不動産投資に比べて、初期費用や運用の手間を大幅に抑えつつ、年3.5%〜10%程度という高い利回りを目指せるのが魅力です。
また、持分譲渡制度の導入や、元本割れ・配当遅延の実績がない点も投資家にとって安心材料となります。
キャンペーンやボーナス特典など、資産運用を楽しみながら続けられる仕組みも整っており、初心者でも気軽に始めやすいサービスです。ここでは、大家どっとこむの特徴を以下の5つに絞って解説します。
順番に見ていきましょう。
想定利回りは年3.5%~10%程度と高利回り
大家どっとこむでは、想定利回りが年3.5%〜12%と、一般的な不動産クラウドファンディングの水準である3〜6%を上回る案件も多く見られます。
高利回りとなっている背景には、収益性の高い物件や再生価値のある不動産を中心に取り扱っているためです。
過去10件分の案件の想定利回りを見てみましょう。
案件名 | 想定利回り |
---|---|
浦和常盤PJ#108 | 6% |
東京リードファンド1号(富士河口湖町×隠れ家ロッジ) | 12% |
FunFund#10(横浜市南区×新築1棟アパート) | 5% |
FunFund#9(横浜市神奈川区×1棟収益アパート) | 7% |
区分マンション(新宿区四谷)#88 | 3.50% |
久が原PJ#84(二次募集)×キャンペーン付 | 5% |
区分マンション(千代田区六番町)#87 | 3.50% |
区分マンション(千代田区六番町)#86 | 3.50% |
区分マンション(新宿区四谷)#85 | 3.50% |
久が原PJ#84×キャンペーン付 | 5% |
このように、高利回りの案件が用意されており、収益性を重視する投資家にとって魅力的です。一方で、安定志向の投資家にも対応した選択肢も用意されています。
持分譲渡制度がある
不動産クラウドファンディングは基本的に運用期間中の解約ができないケースが多く、資金の流動性に不安を感じる投資家も少なくありません。
そんな中、大家どっとこむでは「持分譲渡制度」が導入されており、一定の条件を満たせば運用期間中でも投資持分の譲渡が可能となっています。
この制度により、急な資金ニーズが発生した場合でも、一定の柔軟性をもって対応できるのが大きなメリットです。
ただし、譲渡には事務手数料や承認手続き、譲渡先の確保などが必要となるため、事前に制度の詳細を確認しておくことが重要です。
一般的な不動産クラファンと比べても、投資資金の流動性に配慮された仕組みであり、長期拘束が不安な方にとっては出口戦略の選択肢がある安心感につながるでしょう。
キャンペーンやボーナス特典がある
大家どっとこむでは、投資家にとってうれしいキャンペーンやボーナス特典が定期的に実施されています。
たとえば、初回投資や特定案件への出資でAmazonギフト券がプレゼントされる特典などがあり、通常の利回りに加えて実質的なリターンが上乗せされることもあります。
こうしたキャンペーンは期間限定のものも多く、タイミングよく活用することで、よりお得に投資をスタートすることが可能です。
また、リピート投資を対象にしたボーナスや抽選プレゼントなど、継続利用を後押しする仕組みも整えられています。
利回りだけでなく、プラスアルファのメリットを得られる機会があるのは、投資初心者にとってもうれしいポイントと言えるでしょう。
1万円からスマホ完結で手軽に投資できる
大家どっとこむの大きな魅力のひとつは、投資のハードルが非常に低いことです。不動産クラウドファンディングは1口あたりの最低投資額が10万円に設定されているサービスもあり、初心者にはややハードルが高いと感じられることもあります。
そんな中、大家どっとこむでは1万円から投資を始められるのが大きな特徴です。まとまった資金を用意することなく、不動産投資の第一歩を踏み出すことができます。
さらに、会員登録から出資申し込み、分配金の確認まで、すべてスマホで完結するため、手間なくスムーズに運用を始められるのも魅力です。
書類の郵送や面倒な手続きも不要で、オンラインで完了できるシンプルな仕組みが整っています。資産運用を始めたいけれど大きなリスクは避けたいという方にも適しており、少額から安心して不動産投資を体験できるサービスと言えるでしょう。
元本割れや配当遅延をしたことがなく安心
大家どっとこむでは、2025年7月22日時点で累計108件のファンドを組成・運用してきましたが、これまで元本割れや配当遅延が発生したことは一度もありません。
不動産クラウドファンディングでは、投資先の選定やリスク管理体制が成果を大きく左右しますが、大家どっとこむはその点において非常に信頼性が高く、安定したパフォーマンスを継続しています。
この堅実な実績の背景には、優先劣後構造を採用していることが挙げられます。万が一損失が出た場合でも、劣後出資者が先に損失を負担する仕組みとなっており、一般投資家の元本リスクは相対的に低く抑えられるのが特徴です。
こうした設計により、一定の安全性が確保されていると言えるでしょう。初心者でも安心して投資を始められる仕組みが整っているのが、大家どっとこむの大きな特徴です。
大家どっとこむを実際に利用してみた体験談
大家どっとこむは、インカムゲイン重視の設計で、劣後出資比率が高めの案件が多く、安心して投資できる点が魅力です。中には優先劣後比率が70%という、非常に手厚い構造の案件も見られ、元本リスクの低さを実感できました。
また、他の不動産クラウドファンディングでは新規投資者向けのキャンペーンに偏りがちですが、大家どっとこむでは既存投資者にも還元されるキャンペーンが充実しており、継続的に利用したいと思えます。
ただし、人気ファンドは抽選倍率が非常に高く、5,000%を超えることもあるため、当たればラッキーという感覚が必要です。特に最近は人気の上昇に伴い、落選が続いています。
一部先着方式の案件もありますが、数分で満額になることが多く、募集時間に合わせてアクセスが必要です。全体として、堅実さとリターン、そして投資家への配慮がバランスよく揃ったサービスだと感じています。
大家どっとこむのSNSでの評判や口コミ
先ほど利用してみた体験談をご紹介しましたが、他にも実際に投資をしてみた方々の声を見てみましょう。
ここでは、大家どっとこむの利用者の評判や口コミをご紹介します。
想定よりも利回りが上振れして、8.5%になった
「大家どっとこむ、久が原2次の分配金ゲット!
募集時の利回り表示は5%でしたが、1次が未達で大家が自社で埋めた分を2次で募集、その間の3カ月分も分配なので、利回り8.5%になりました😊(意味不明な方には下の方で説明)
でもさ、分配金の意味が間違ってると思うんだよね、300万円もくれるの?🤣
+++++
「5%が8.5%になったのはなぜ?」🤔
元々の久が原案件は昨年11月に募集が行われました、しかし、募集額の40%しか集まらず
残りの60%は大家が自社で出資しました😥
その後、案件の運用が進み、無事に終了できる目処が立った
そこで、大家が2月に自社で出資した60%分を久が原2次案件として募集したんです
大家が1次で10万円出資して手に入れた久が原1次の権利を、2次で応募する人に10万円で譲りますよってイメージです😳
久が原1次の権利には「久が原1次の分配金を受け取る権利」が含まれます、当たり前ですよね
で、ここがポイントなんですが、その「1次の分配金」とは、「1次の運用が始まってから」終了するまでの分配金です
「2次が始まってから」ではないんです
時系列にすると
11月18日:1次募集開始
11月25日:1次募集終了、大家が60%を自社出資
12月6日:1次運用開始⭐️
2月14日:2次募集開始
3月5日:2次運用開始⭐️
7月10日:1次2次運用終了
分かりますか?僕は2次に応募したので、普通に考えたらゲットできる分配金は3月5日~7月10日の4カ月分だけです
でも、僕が出資した対象は「1次の権利」なので、ゲットできるのは12月6日~7月10日の7カ月分
出資していない12月6日~3月4日の分もゲットできる、むちゃくちゃ美味しい案件だったんです
なので僕としては珍しく、大盤振る舞いで300万円も投資しました😆
残念ながらこのことに気付いた人は多くなかったようで、久が原2次は55%しか集まりませんでした、う~ん🥴
こういう案件を地位譲渡案件(出資者としての地位=権利を譲渡する案件)といいます
たま~にですけど出ますので、覚えておくとラッキーゲットできますよ!」
X
こちらの案件は、1次で埋まらなかった部分を大家どっとこむが自社出資し、後日その権利を2次募集で出資者に譲渡した特別案件です。出資していない期間の分配金も含まれていたため、実質利回りが8.5%まで上昇するという嬉しい誤算になりました。
気づいた人だけが得をする地位譲渡案件は珍しいですが、大家どっとこむではたまに出現します。こうした仕組みを理解しておくと、思わぬチャンスをつかめるかもしれません。
キャンペーンでAmazonギフト券がもらえた
「大家どっとこむさんからアマギフ到着〜🥰」
X
上記の口コミにあるように、大家どっとこむではキャンペーン特典としてAmazonギフト券がもらえることがあります。
新規投資者だけでなく、既存投資者向けにも定期的に実施されているのが嬉しいポイントです。ちょっとしたプレゼントでも、継続的に投資するモチベーションにつながりますね。
当選したが、倍率は21倍と高かった
「大家どっとこむ、まさかの当選!
倍率21倍超!こんなことあるんだ」
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大家どっとこむの人気案件は、抽選倍率が20倍以上になることも珍しくありません。そんな中でも当選できたという喜びの声がSNS上で見られました。
倍率の高さから「当たればラッキー」と言われる世界ですが、根気よく申し込めばチャンスは十分あることがわかりますね。
大家どっとこむを運営する株式会社グローベルス(Jトラスト傘下)とは?
大家どっとこむを運営するのは株式会社グローベルスです。不動産開発や販売を手がける企業で、2000年代には東証マザーズに上場していた実績もあります。
現在は非上場企業ですが、2023年に親会社ごとJトラスト株式会社に吸収合併されたことで、上場企業グループの一員となりました。
Jトラストは東証スタンダード市場に上場しており、金融・不動産・海外事業を展開する企業グループです。
このような背景から、株式会社グローベルスは上場企業の管理下にあることで経営の安定性・信用力の高さが確保されており、投資家にとっても安心材料の一つとなっています。
不動産クラウドファンディングの信頼性を重視する方にとって、重要なポイントと言えるでしょう。
大家どっとこむのデメリットや注意点
大家どっとこむは堅実な運営と高い信頼性が魅力のサービスですが、いくつかの注意点もあります。
大家どっとこむのデメリットや注意点は以下のとおりです。
順番に見ていきましょう。
最低投資額が案件で異なる
大家どっとこむは案件によって最低投資額が異なります。過去10件分の案件の最低投資額を見てみましょう。
案件名 | 最低投資額 |
---|---|
浦和常盤PJ#108 | 5万円 |
東京リードファンド1号(富士河口湖町×隠れ家ロッジ) | 1万円 |
FunFund#10(横浜市南区×新築1棟アパート) | 1万円 |
FunFund#9(横浜市神奈川区×1棟収益アパート) | 1万円 |
区分マンション(新宿区四谷)#88 | 1万円 |
久が原PJ#84(二次募集)×キャンペーン付 | 10万円 |
区分マンション(千代田区六番町)#87 | 1万円 |
区分マンション(千代田区六番町)#86 | 1万円 |
区分マンション(新宿区四谷)#85 | 1万円 |
久が原PJ#84×キャンペーン付 | 10万円 |
このように、10件中7件の最低投資額が1万円となっており、基本的には1口あたり1万円であることがわかります。
ただし、案件によっては5万円や10万円からの出資が必要なケースもあります。こうした金額設定は、物件の規模や内容、あるいはキャンペーンの有無などによって左右される点に注意しなければなりません。
そのため、出資前には各案件の「投資可能金額」欄をしっかり確認することが大切です。特に複数案件に分散投資したい方や、限られた予算で運用したい方にとっては、見落としがちなポイントでもあります。
案件数や募集頻度は多くない
大家どっとこむは、バンカーズやヤマワケエステートなどの不動産クラウドファンディングサービスと比べて案件数や募集頻度はやや少なめです。
実際、1ヶ月あたりの募集は1〜2件程度で、常時募集があるわけではないため、希望するタイミングで投資できないこともあります。
また、人気案件はすぐに満額となるか、高倍率の抽選となることが多く、せっかく投資の準備をしていても応募のチャンスを逃すことも少なくありません。
特に先着方式の案件では、数分で完売するケースもあるため、募集開始の時間に合わせてログインする必要があります。
このように、投資したいと思ったタイミングで案件が出ていない可能性がある点はデメリットといえるでしょう。こまめに公式サイトやSNSをチェックし、継続的にチャンスをうかがう姿勢が大切です。
大家どっとこむと他社の不動産クラウドファンディングを比較
大家どっとこむと主要な不動産クラウドファンディングと比較してみましょう。なお、2025年7月時点でのデータとなります。
不動産クラファンサイト | サービス開始年 | 組成ファンド数 | 最低投資金額 | 想定年利回り | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
大家どっとこむ | 2020年 | 108件 | 1万円 | 3.5~10% | ・持分譲渡制度で中途換金が可能 ・キャンペーンやボーナス特典が多い |
FANTAS funding | 2018年 | 240件以上 | 1万円 | 3~8% | ・200件以上の償還実績あり ・アップサイド配当方針あり |
バンカーズ | 2020年 | 300件以上 | 1万円 | 2~10.45% | ・再生可能エネルギーや海外事業者向けファンドなど、多様なジャンルの投資先がある ・案件数が多く、償還スピードが早い |
利回り不動産 | 2021年 | 76件 | 1万円 | 5~12% | ・都市部の区分所有物件から地方のヘルスケア施設まで幅広い投資先がある ・ワイズコイン制度で実質利回りアップ |
COZUCHI | 2019年 | 133件 | 1万円(短期運用型)、10万円(中長期運用型) | 4~10% | ・想定利回りを上振れる案件が多い ・短期運用と中長期運用を選べる |
大家どっとこむは、同じ2020年にサービスを開始した他の不動産クラウドファンディングサービスに比べると、案件数はそれほど多くありません。
ただし、「堅実な運用・中途換金可能・キャンペーンの豊富さ」といった要素が揃っており、安定性と柔軟性を兼ね備えたサービスと言えます。
一方、同年にサービスを開始したバンカーズは300件を超えるファンド実績があり、案件数では群を抜いています。
ただし、バンカーズは他社と異なり不動産投資型ではなく融資型のクラウドファンディングです。運用終了から約10日で償還されるスピード感があり、投資ジャンルも多岐にわたるのが特徴です。
その反面、融資型は借り手リスクや回収リスクが伴うため、トラブルが発生するリスクは不動産型よりも高くなります。バンカーズに投資する際は、案件をしっかり見極めつつ、他社と組み合わせて分散投資を行うことが安心材料になるでしょう。
大家どっとこむの優先劣後方式の劣後出資割合はどのくらい?
大家どっとこむでは、10〜30%の劣後出資が多く見られ、投資家保護の観点からリスク管理に注力していることがうかがえます。実際に、過去10件分の案件の劣後出資割合を見てみましょう。
案件名 | 劣後出資割合 |
---|---|
浦和常盤PJ#108 | 約10% |
東京リードファンド1号(富士河口湖町×隠れ家ロッジ) | 約70% |
FunFund#10(横浜市南区×新築1棟アパート) | 約28% |
FunFund#9(横浜市神奈川区×1棟収益アパート) | 約24% |
区分マンション(新宿区四谷)#88 | 約10% |
久が原PJ#84(二次募集)×キャンペーン付 | 約10% |
区分マンション(千代田区六番町)#87 | 約10% |
区分マンション(千代田区六番町)#86 | 約10% |
区分マンション(新宿区四谷)#85 | 約10% |
久が原PJ#84×キャンペーン付 | 約10% |
このように、多くのファンドで約10%の劣後出資割合が設定されており、これは不動産クラウドファンディング業界の中でも比較的高めの水準です。
また、東京リードファンド1号のように、約70%という非常に手厚い劣後出資がなされている案件もあり、元本毀損リスクが極めて低く抑えられています。
優先劣後構造におけるこのような高い劣後出資割合は、大家どっとこむの大きな魅力の一つであり、投資家が安心して長期的に活用できるサービスだと感じられます。
大家どっとこむがおすすめできる人
大家どっとこむは以下の方におすすめです。
順番に解説します。
上場企業グループ運営の安心感を重視したい人
大家どっとこむは、Jトラスト株式会社のグループ会社である株式会社グローベルスが運営しており、上場企業グループのバックアップがある点で安心感があります。
非上場の運営会社でも、親会社が上場していることで経営基盤が安定しているため、投資家は信頼して資金を預けやすいのが特徴です。
不動産投資は長期的な資金運用になることも多いため、運営会社の信用力は重要なポイントです。特に、初めて不動産クラウドファンディングに挑戦する人や、安定した企業運営を重視する方に適した選択肢と言えるでしょう。
不動産業者が本業の会社に任せたい人
大家どっとこむを運営する株式会社グローベルスは、20年以上にわたって不動産開発や販売を行ってきた実績ある不動産会社です。
不動産のプロフェッショナルとして、物件の選定や運用、出口戦略まで自社で一貫して手がけており、そのノウハウを活かしたクラウドファンディング事業を展開しています。
不動産に関する知見と経験が豊富なため、投資家としても安心して任せることができます。不動産の目利き力や管理能力を重視したい人には、専門性の高い大家どっとこむがおすすめです。
短〜中期で資金を回したい人
大家どっとこむでは、運用期間が6〜18ヶ月程度の短〜中期型ファンドが中心となっており、資金を比較的早く回収したい人に適しています。
長期で資金をロックされるリスクが少なく、定期的な分配金を得ながら、資金を効率よく再投資することが可能です。
中には半年以内で償還される案件もあるため、急な資金需要がある方や流動性を重視する投資スタイルにもマッチします。また、運用終了後は基本的に1ヶ月弱で償還されるため、キャッシュフローの見通しが立てやすいのも魅力のひとつです。