FUNDIの評判や口コミ【2025年8月】

2024年にスタートした不動産クラウドファンディング「FUNDI」は、1口1万円から投資できる手軽さと、想定利回り10%前後という高水準なリターンで注目を集めています。

特に、政府も注力するデータセンターや蓄電池といったインフラ関連案件が中心で、これまでにない新しい形の資産運用先として関心を集めています。

一方で、高利回りゆえに「本当に儲かるのか?」「怪しいサービスでは?」といった不安の声も見られ、実際の評判や口コミを知りたいという人も多いのが実情です。

そこで本記事では、FUNDIの特徴や実際に利用してみた体験談、評判・口コミを交えて、メリット・デメリットをわかりやすく紹介していきます。投資先としてFUNDIを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

目次

FUNDIと高利回りの不動産クラウドファンディング

FUNDIと高利回りの不動産クラウドファンディング

FUNDIは2024年11月11日にサービスを開始した新しい不動産クラウドファンディングサービスです。FUNDIは高利回りな案件をメインに取り扱っており、1万円から投資できます。

想定利回りを超える配当を受け取れる可能性があるアップサイド配当も採用しており、高頻度で案件募集が行われるため、投資機会が多い点も魅力です。

さらに、運用終了の翌日に配当・償還が行われるなど、資金の回収スピードも早めです。代表自らが積極的に情報発信を行っており、運営の透明性も意識されています。

ここでは、FUNDIの特徴を以下の5つに絞って解説します。

では、順番に見ていきましょう。

高利回りの不動産ファンドに少額から投資できる

FUNDIの最大の特徴は、想定利回り10%前後という高水準の案件に、1口1万円から投資できる点です。

一般的な不動産クラウドファンディングでは、想定利回りは4〜7%程度が相場とされており、FUNDIの利回りは他のサービスと比べても非常に高い水準です。

実際に過去6件分の想定利回りを見てみましょう。

案件名想定利回り
千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#112%
読売ランド駅 一棟マンション FUNDI プロジェクト#28%
印西市データセンター FUNDI プロジェクト#311.5%
長野県上田市 蓄電池 FUNDI プロジェクト#410.5%
静岡県菊川市 蓄電池 FUNDI プロジェクト#510.5%
印西市データセンター追加買取 FUNDIプロジェクト#611.5%

このように、6件中5件が想定利回り10%を超えています。利回りが高い理由は、成長性の高いインフラ用途、たとえばデータセンターや蓄電池施設に適した特殊用地を、独自のルートで確保できる点にあります。

こうした不動産は需要が高く、売却価格も高水準になりやすいため、高い利回りを実現しやすい投資案件につながっています。

想定利回り以上の配当が期待できる

FUNDIでは、投資対象となる不動産の運用が好調だった場合、想定利回りを上回る配当を受け取れる可能性があります。これは、物件が当初の想定以上の価格で売却された際に、売却益の一部を投資家に還元する仕組みがあるためです。

還元方法としては、想定配当に加えて売却益の10%を追加配当する方式、または売却益の25%をそのまま配当する方式のいずれか有利な方が適用され、実質利回りが大きく上振れする可能性があります。

一般的な不動産クラウドファンディングでは利回りが固定されていることが多い中、FUNDIはCOZUCHIと同様、成果連動型の配当設計を採用している点が特徴です。

さらに、万一の損失に備えた優先劣後構造も整っており、リスクを抑えながら高リターンを狙える環境が魅力です。

高頻度で募集されるため、投資機会が多い

2024年11月にサービスを開始したばかりですが、すでに6本のファンド募集を募集しており、非常に高い頻度で新規案件が登場しています。実際に募集されたファンドの募集開始日時を見てみましょう。

案件名募集開始日時
千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#12024年11月22日
読売ランド駅 一棟マンション FUNDI プロジェクト#22024年12月13日
印西市データセンター FUNDI プロジェクト#32024年12月13日
長野県上田市 蓄電池 FUNDI プロジェクト#42025年2月28日
静岡県菊川市 蓄電池 FUNDI プロジェクト#52025年6月2日
印西市データセンター追加買取 FUNDIプロジェクト#62025年6月27日

このように、多い月には1ヶ月で2本以上のペースで新規ファンドが登場することもあり、短期間で複数の案件に分散投資を行うことも可能です。

今後も継続的なファンド募集が期待されるため、チャンスを逃さず安定した資産運用を行いたい投資家にとって、魅力的なサービスといえます。

運用終了翌日の配当など、償還スピードが早い

FUNDIでは、各ファンドの運用終了後、翌日には配当金と元本の償還が実行されるという、非常にスピーディーな仕組みが採用されています。

通常の不動産クラウドファンディングでは、運用終了から数週間〜2ヶ月程度の時間を要することもありますが、FUNDIでは資金の回収が非常に早く、再投資の機会を逃しにくいというメリットがあります。

資金効率を重視する投資家にとって、運用期間だけでなく償還までのスピードも重要なポイントとなる中、FUNDIの即時対応は大きな魅力です。短期運用×即日償還という構造により、柔軟で効率的な資産運用が可能となっています。

YouTubeなどで代表自ら情報発信に積極的

FUNDIでは、代表自らYouTubeや各種メディアを通じて情報発信を行っており、投資家との透明性あるコミュニケーションを重視しています。

ファンドの仕組みやリスク、物件の選定理由などについて代表自身が丁寧に解説しており、専門知識がなくても理解しやすいと好評です。

また、運用中のファンドに関する進捗報告や、今後の不動産市場の見通しなども積極的に発信しているため、投資判断に役立つ実践的な情報を得ることができます。

一般的なクラウドファンディングサービスでは、顔の見える運営者が少ない中で、代表自らが前面に立つFUNDIの姿勢は、投資家にとって大きな安心材料となっています。信頼性と情報開示のバランスに優れた運営が、支持を集める理由のひとつです。

FUNDIを利用してみたレビュー!筆者の体験談

実際にFUNDIを使ってみて感じたのは、投資家にとって親切な仕組みが整っていることです。たとえば、案件に落選しても次回の抽選で優先権が得られる仕組みがあり、チャンスが継続的に巡ってくるのが魅力的です。

また、公式YouTubeチャンネルではファンドの詳細を分かりやすく解説してくれているため、初心者でも安心して判断できます。

口座開設については、サービス開始当初は申し込みが殺到し、本人確認完了までにやや時間がかかりましたが、現在はその混雑も解消されたように感じます。

初回入金の流れもシンプルで、当選後に届くお知らせに記載された口座に振り込むだけです。振込期限はお知らせからおよそ4日程度で、GMOあおぞらネット銀行を使えば手数料も無料です。

また、FUNDIでは事前に資金を入れておく必要がなく、当選してから入金するスタイルなので、資金の拘束がなく非常に使いやすいと感じました。入金後も確認の案内がきちんと届き、全体的に安心感のある投資サービスだと感じています。

FUNDIの掲示板やSNSでの評判や口コミ

筆者の体験談をご紹介しましたが、他の方の口コミも見ていきましょう。ここでは、FUNDIの掲示板やSNSでの評判や口コミをご紹介します。

高利回りの不動産クラファンとして定番

もうクラファンで高い利回り狙うなら利回りか、GATES、FUNDI、COZUCHIで良いんじゃないか説

後はみんなの年金やらくたま、FUNDROP、NINEFUND、TAMBOあたりをバランス良く混ぜれば終わり

X

上記の口コミにあるように、FUNDIは高利回りを狙いたい投資家から定番の選択肢として注目されています。FUNDIは募集頻度も高いため、高利回り案件を中心に分散投資を進めたい方におすすめです。

一方、後者に挙げられている「みんなの年金」「らくたま」「FUNDROP」「NINEFUND」「TAMBO」などは募集頻度がそれほど高くないため、FUNDIと組み合わせることでバランスの良いポートフォリオが作りやすくなります。

高利回りかつ手軽に始められる不動産クラウドファンディングサービスを探しているなら、FUNDIはぜひ候補に入れておきたいサービスです。

データセンター案件の償還実績次第で人気になりそう

FUNDIは印西DCを無事に年内償還させれば、

2026年は人気になるだろうね

掲示板

上記の口コミのように、FUNDIの今後の動向に注目が集まっています。データセンター案件は、土地取得や建物構造の特殊性、IT企業などのテナント確保といった面で高い専門性と資金規模が求められます。

そのため、扱える事業者は限られており、FUNDIのような挑戦的なクラファンは貴重な存在です。

データセンター案件が無事に償還されれば、実績としての信頼が高まり、今後さらに人気を集める可能性は十分あります。高利回りと将来性のある分野に投資したい人にとって、今後の動きは見逃せません。

アマギフなどのポイ活キャンペーンは乏しい

リスク分散も必要だからFUNDIあたりを追加で組み込みたい、アマギフはないみたいだけど

cozuchiと利回りくんの償還を原資にする

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上記の口コミのように、FUNDIは他の不動産クラウドファンディングサービスに比べて、Amazonギフト券などのポイ活系キャンペーンはあまり実施されていないのが現状です。

たとえば、COZUCHIや大家どっとこむでは定期的にキャンペーンが実施されており、そういった特典を重視する投資家にとっては少し物足りなさを感じるかもしれません。

ただし、その分FUNDIは案件の利回りや内容そのものに魅力があるため、キャンペーンに左右されず堅実に投資先を選びたい人には向いています。

FUNDIの運営会社は怪しい?

FUNDIは比較的新しい不動産クラウドファンディングサービスなので、「怪しくないの?」と不安に感じる方もいるかもしれません。

そこで、ここではFUNDIの運営会社についてご紹介します。FUNDIを運営する株式会社FUNDIの概要は以下のとおりです。

運営会社株式会社FUNDI
代表代表取締役 佐藤 悠大
資本金1億円
設立2018年9月
所在地神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央24番7号シャトルセンター南201号室
許可番号・不動産特定共同事業許可番号 神奈川県知事第1575号
・不動産特定共同事業 第1号・2号事業者
・宅地建物取引業免許番号 神奈川県知事(1)第32765号

上記のように、運営元である株式会社FUNDIは、不動産事業に必要な各種免許を取得した、法令に基づいて運営されている正規事業者です。新興サービスではありますが、現時点で「怪しい」と判断される要素は見当たりません。

FUNDIのデメリットや注意点

FUNDIには多くの魅力がある一方で、投資するうえで注意しておきたいポイントも存在します。FUNDIのデメリットや注意点は以下のとおりです。

順番に見ていきましょう。

サービス開始間もなく償還実績がない

FUNDIの最大のデメリットは、サービス開始からまだ日が浅く、償還実績がない点です。不動産クラウドファンディングでは、元本の安全性や利回りの信頼性を判断する上で、過去の償還実績が大きな判断材料となります。

そのため、実績が乏しい段階では「本当にきちんと返ってくるのか?」という不安を感じる投資家も少なくありません。

特にFUNDIでは高利回り・大型案件も扱っており、リターンの魅力が大きい反面、リスク管理の信頼性が問われるフェーズにあります。

今後、初回の償還やデータセンターを取り扱った大型案件の満期返済が無事に行われれば、信頼性は一気に高まると見られますが、現時点ではその点を考慮して慎重に投資判断をする必要があります。

途中解約や中途換金ができる仕組みはない

FUNDIの投資商品は、基本的に一度出資すると運用期間が終了するまで途中解約や中途換金ができない仕組みになっています。そのため、急に資金が必要になった場合でも、原則として途中で資金を引き出すことはできません。

不動産クラウドファンディングではこのような形式が主流ですが、一部にはCOZUCHIのように権利譲渡制度を設けているサービスもあります。

FUNDIには現時点でそうした仕組みがないため、資金の流動性を重視する方にとっては注意が必要です。運用期間は6ヶ月〜1年以上にわたる案件も多いため、生活資金に影響のない範囲で投資するなど、計画的な資金管理が求められます。

劣後出資比率が平均4%台と低い

劣後出資とは、損失が出た場合に運営会社が投資家より先に負担する資金のことで、投資家の元本を守るクッションの役割を果たします。

たとえば、劣後出資比率が10%なら、全体の資産価値が10%減少しても投資家は損をしません。このため、劣後出資比率が高いほど投資家にとって安心感があります。

FUNDIのこれまでの6ファンドの平均劣後出資比率は4%台となっています。FUNDIでは劣後出資比率が公式サイトに記載されておらず、実際に出資した後に届く「契約成立時書面」で確認できます。

筆者が過去に投資した案件の劣後出資比率を見てみましょう。

案件名劣後出資比率
千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#15.0%
読売ランド駅 一棟マンション FUNDI プロジェクト#24.98%
印西市データセンター追加買取 FUNDIプロジェクト#65.02%

このように、4〜5%程度の劣後出資比率となっています。他の不動産クラウドファンディングサービスの中には10〜30%とする例もある中、FUNDIは業界平均と比べて低い水準といえます。

また、投資判断の前に劣後出資比率を把握できない点もデメリットになるでしょう。

FUNDIと他社の不動産クラウドファンディングを比較

FUNDIと、COZUCHI、利回りくんを比較してみましょう。なお、以下の表は2025年7月のデータに基づいて作成しています。

不動産クラウドファンディングサービス開始年組成ファンド数最低投資金額想定年利回り特徴
FUNDI2024年6件1万円8~12%・専門性の高い案件にも挑戦
・情報提供に積極的
COZUCHI2019年133件1万円(短期運用型)、10万円(中長期運用型)4~10%・利回り上振れの可能性
・中途解約制度あり
利回りくん2021年143件1万円2.5~5.5%・短期~長期の案件あり
・楽天ポイント付与あり

FUNDIは他社に比べて想定利回りが非常に高く、データセンター案件など専門性の高いファンドにも挑戦している点が特徴的です。

一方、まだ償還実績がない点や、劣後出資比率がやや低めな点は注意すべきポイントです。比較的安定性を重視するならCOZUCHIや利回りくんも選択肢となりますが、高利回りを狙いたい方にはFUNDIが魅力的でしょう。

FUNDIがおすすめできる人

FUNDIは、高利回りを狙いたい投資家や、専門性の高い不動産案件に興味がある方に特におすすめです。想定利回りが8〜12%と非常に高く、データセンターや一棟マンションなど、他社ではあまり見られない案件も取り扱っています。

また、1万円から始められるため、少額からリスクを取りつつも収益性を追求したい人にも向いています。

ただし、償還実績がまだないため、元本の安全性を最重視する人にはやや不向きかもしれません。情報収集をしっかり行い、リスクとリターンのバランスを考えながら投資したい方に適したサービスです。

FUNDIのよくある疑問

お得なキャンペーンはある?

2025年7月時点では、FUNDIではAmazonギフト券などがもらえるような新規登録やポイント還元などのキャンペーンは実施されていません

COZUCHIや利回りくんなど、一部の不動産クラウドファンディングでは期間限定でお得なキャンペーンが行われることがありますが、FUNDIはそうしたインセンティブよりも、ファンド内容そのものの魅力で勝負している印象です。

人気のファンドは募集開始からすぐに満額に達することもあるため、キャンペーンを待つよりも、早めに無料会員登録を済ませて投資機会を逃さないようにすることが大切です。会員登録をし、情報を受け取れる体制を整えておくと良いでしょう。

FUNDIで投資した場合の税金の確定申告はスムーズにできる?

FUNDIで得た分配金は雑所得として扱われ、確定申告が必要になります。給与所得者であっても、年間20万円以上の利益がある場合は申告が必要です。

FUNDIでは、マイページから年間取引報告書など確定申告に必要な情報をダウンロード可能なため、税務処理は比較的スムーズに行えます。

ただし、FUNDIは源泉徴収を行っていないため、投資家自身が税額を計算して納税する必要がある点に注意が必要です。

COZUCHIなど一部のサービスでは源泉徴収があるため、そこは他社と異なるポイントといえます。確定申告に慣れていない方は、税理士に相談するか、e-Taxや会計ソフトの活用を検討すると安心です。

入金方法は?

FUNDIでの入金は、投資申込後に届く「出資資金の入金に関するお知らせ」に記載された振込先口座へ、銀行振込で送金する形式です。入金は事前ではなく、ファンドに当選してから行う仕組みなので、資金を拘束される心配がありません。

FUNDIはGMOあおぞらネット銀行と提携しており、GMOあおぞらの口座から振り込めば振込手数料が無料になります。

ただし、それ以外の金融機関から振り込む場合は、通常の銀行振込と同様に手数料が発生する点には注意が必要です。入金期限までに振込が完了しないと、当選が無効になる可能性があるため、余裕を持って振込を済ませましょう。