Bankers(バンカーズ)の評判や口コミ【2025年9月】

Bankers(バンカーズ)の評判や口コミ【2025年9月】

円安対策や資産分散の一環として海外案件にも投資したい方には、Bankersがおすすめです。

Bankersでは国内だけでなく、インドネシアやメキシコなど、複数の国の案件に投資することが可能です。ただし、過去に元本毀損の懸念がSNS上で広がったこともあり、不安を感じる方もいるかもしれません。

本記事では、Bankersを実際に利用した体験談や評判・口コミに加え、デメリットや注意点まで詳しく紹介します。Bankersへの投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

Bankers(バンカーズ)をおすすめできる人

Bankersは以下の方におすすめな不動産クラウドファンディングサービスです。

  • 定期預金より高いリターンを狙いたい方
  • 短期運用をしたい方
  • 海外含めて、様々な資産に分散投資したい方

銀行預金の超低金利に物足りなさを感じる方にとって、Bankersは魅力的な選択肢です。運用期間も数ヶ月〜1年程度と短く、長期間資金を拘束される心配が少ないため、流動性を重視する方やクラウドファンディング初心者にも適しています。また、投資対象は国内不動産にとどまらず、海外案件再生可能エネルギー関連など幅広く展開しています。資産を分散してリスクを抑えつつ、堅実さと成長性の両立を目指したい投資家にとって、有力な選択肢となるでしょう。

Bankers(バンカーズ)で実際に投資をした実体験

Bankers(バンカーズ)で実際に投資をした実体験

私はこれまでにBankersで15件の投資を行っており、現在は「【円建て】【海外】短期3ヶ月ファンド第1-19号」「【円建て】【海外】短期3ヶ月ファンド第1-18号」「【毎月分配型】【円建て】インドネシア個人向け金融事業者ファンド2号」の3件に投資しています。投資額はそれほど多くなく、短期運用中心で利回りもヤマワケエステートやFUNDIなどのような派手さはないため、2024年は4件が償還され、分配金は合計で約2万円ほどでした。ただし、2025年は投資件数も投資額も増やしているため、より多くの分配金を受け取れる見込みです。

Bankersの一番の魅力は、やはり募集頻度の高さだと感じています。月におよそ12件ほど新規案件が登場するため投資機会が豊富で、特に3ヶ月程度の短期運用案件が定期的に組成される点は便利です。基本的に10日程度で償還されるため、待機資金を効率よく運用できるのが大きなメリットだと思います。

一方でデメリットも感じています。第一に、短期運用の人気案件は非常に競争率が高く、先着方式で募集が始まると5分もしないうちに満額成立してしまうことが多い点です。特に17時開始の案件が多いため、仕事などの都合でタイミングが合わない人には投資しづらいかもしれません。

第二に、Bankersは融資型サービスであるため、不動産クラウドファンディングと比べるとリスクが高めで、案件の見極めが必要です。私はこの点を考慮し、過去に償還実績のある案件に絞って投資しています。特に気に入っているのは「海外短期3ヶ月ファンド」と「インドネシア個人向け金融事業者ファンド」で、今後もこれらが組成されれば継続的に投資していくつもりです。

Bankers(バンカーズ)のやばい?掲示板やXでの評判・口コミ

筆者の体験談に続いて、ここでは掲示板やXに投稿された、利用者の声や口コミを見ていきましょう。

ガイアの件が早期解決したので信用回復した

ここはある程度信用回復したね。一時期はどうなるかと思ったが、ガイアの件が早期解決したので投資額も復活してきたね。円建て東欧に関してはもう少し利回りを上げて欲しい。

バンカーズ(Bankers)掲示板 – 評判、口コミ、怪しさ

上記の口コミに見られる「ガイアの件」とは、Bankersが貸付を行っていた大手パチンコホール運営会社ガイアが経営破綻した問題を指します。当初は投資家の資金が回収不能になり、元本毀損が生じるのではないかと大きな不安が広がりました。

しかし実際には債権回収が比較的スムーズに進み、最終的に元本は全額償還され、毀損は回避されました。利益については予定よりも少なくなったものの、大きな損失には至らずに解決されたことは投資家にとって安心材料となりました。この対応を経て、Bankersの危機対応力やリスク管理体制が一定の成果を示したと評価され、結果的に「信用がある程度回復した」との評判につながっています。

利回り7%を切ると海外投資のメリットが少ない

【円建て】東欧金融事業者支援ファンド

予定利回り (年率/税引前)6.82%

7%切ると、海外に投資しているメリットがないよなー

国内の別会社の7%ファンドがゴロゴロあるのに。

円建て東欧は、遅延、損失が無い商品だけに7%維持してもらいたい。

バンカーズ(Bankers)掲示板 – 評判、口コミ、怪しさ

上記のように、海外案件の利回りに不満の声も見つかりました。たしかにBankersには利回り7%を切る海外案件も少なくなく国内案件と比較した際に、あえて海外に投資する理由が薄れてしまうのは投資家として理解できる感覚です。

もっとも東欧案件はこれまで遅延や損失がなく、安定性の高さが強みです。しかし海外に資金を振り向ける以上、投資家は一定のリスクを取っているため、その対価として7%程度の利回りを期待するのも自然でしょう。

円建てで為替リスクを抑えられる安心感はあるものの、6%台となるとリターン面で物足りなさを感じるのは事実です。安定性と魅力の両立のためにも、海外案件には7%前後の水準を維持してほしいというのが多くの投資家の本音だといえます。

超短期1ヶ月のファンドもあり、無事償還された

バンカーズ
【海外】超短期1ヶ月ファンド第1-5号

5,045円増えて償還されました💝
ド短期は気軽に投資できてしまう🤔

バンカーズの海外投資案件でよく出てくるインドネシアのAkulaku。
ネシアには仕事でたまに行くけど、確かに若い人がとにかく多い。

Akulaku案件には他にも投資中なので成長に期待🙏

X(@dokupoi211231)

上記の口コミにあるように、Bankersには運用期間が1ヶ月程度の短期案件が多数あります。上記の口コミの対象となった案件は、インドネシアの個人向け金融事業者Akulakuで、Bankersの海外案件ではよく登場する企業です。口コミ投稿者は他のAkulaku案件にも投資しており、現地では若い世代の利用者が多いことも実感しているとのことです。

超短期ファンドは少額でも手軽に投資でき償還もスピーディーなため、利益を得ながら現地企業の成長にも期待できるのが魅力とされています。Bankersの海外案件は、短期間で投資体験ができる点が特に評価されていることが分かりますね。

貸付業務を高島屋のグループ会社が行う案件もあり安心できる

バンカーズ「ハウスくん1号」に投資しました🎉

この案件、バンカーズは募集業務を代行するだけ
貸付業務などは髙島屋ファイナンシャル・パートナーズが行います

バラのマークの髙島屋さんが変なことをするわけがない、しかも借り手はスタンダード上場のアズ企画設計
バンカーズで久々に投資です😊

X(@viviri_man)

上記の口コミのように、「ハウスくん1号」では募集業務はBankersが代行しますが、実際の貸付業務は髙島屋グループの髙島屋ファイナンシャル・パートナーズが行います。この体制により、募集と運営が明確に分担され、投資家としては安心して資金を預けられる点が魅力です。

安定性や信頼性を重視する投資家にとって、こうした案件は特に評価が高いことが分かります。Bankersでは、ブランド力や企業の信頼性を重視した案件が選べるのも大きなメリットと言えるでしょう。

Bankers(バンカーズ)とは様々な案件に投資できる融資型クラウドファンディング

Bankersは円建てで海外投資ができるため、為替リスクを抑えつつ国際分散投資を行える点が魅力です。案件の多くは1年未満の短期償還で、少額でも手軽に投資を始めやすいのも嬉しいポイントです。さらに、融資には商業手形を組み合わせた独自スキームが採用されており、安定性とリターンの両立を目指しています。

サービス開始から数年で運用総額は1,000億円を突破しており、短期間で急速に成長している点も投資家にとって安心材料となります。短期・円建て・海外分散のメリットを備えたBankersは、初心者から経験者まで幅広く投資を検討できるプラットフォームと言えるでしょう。ここでは、Bankersの特徴を以下の4つにしぼって解説します。

順番に見ていきましょう。

円建てで海外投資ができる

Bankersの大きな特徴のひとつは、円建てで海外投資ができる点です。通常、海外投資では為替リスクが伴い、円安や円高の影響でリターンが変動することがあります。しかしBankersでは円建て案件が多いため、為替変動の影響を抑えつつインドネシアや東欧など海外の成長市場に投資できるのが魅力です。

また、海外の事業者や金融商品に投資できることで、国内案件だけに偏らず資産を分散できる点も大きなメリットです。さらに、短期償還の案件が多く、少額からでも手軽に投資体験ができるため、初心者でも安心して海外投資に挑戦できます。円建てで海外投資が可能なBankersは、為替リスクを気にせず国際分散投資を行いたい投資家にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

融資に商業手形を組み合わせたスキームを採用

Bankersでは、案件によって融資に商業手形を組み合わせた独自スキームが採用されています。商業手形は、事業者が将来の売上や支払いを担保として発行する約束手形で、融資と組み合わせることで資金回収の確実性を高める効果があります。この仕組みにより、投資家は一定の安全性を確保しつつ、海外の成長企業やプロジェクトに投資できるのが特徴です。

また、商業手形を活用することで、短期運用案件でも安定したキャッシュフローを期待できるため、1年未満の短期償還案件が多いBankersの投資スタイルにもマッチしています。こうしたスキームは、単純な貸付だけでは得られない安心感を投資家に提供すると同時に、海外市場や事業者の成長を取り込むチャンスも広げている点が大きな魅力です。

1年未満の短期償還案件が多い

Bankersは1年未満の短期償還案件が多い傾向にあります。では、実際に過去10件分の案件の運用期間を見てみましょう。

案件名運用期間
【インドネシアルピア建て】北ジャカルタ不動産担保融資ファンド1-2号12ヶ月
【円建て】【海外】短期3ヶ月ファンド第1-24号3ヶ月
クレジットカード決済事業支援ファンド2-9号12ヶ月
【メキシコペソ建て】メキシコ金融事業者バスケットファンド9号12ヶ月
【毎月分配型】【円建て】インドネシアデジタル金融サービス事業支援ファンド第4-10号18ヶ月
【円建て】モンゴル金融事業者支援ファンド2_1号13ヵ月
【定期元本償還】【メキシコペソ建て】南部メキシコマイクロファイナンス支援ファンド2_1号19ヶ月
【円建て】バルカン地域オンライン金融事業者ファンド68号13ヶ月
マイカーローン事業支援ファンド第2-11号12ヶ月
オートリース事業支援ファンド第3-6号12ヶ月

このように、半数以上が1年以下の運用期間となっています。一方で、一部の案件は13〜19ヶ月のやや長期案件も存在しますが、全体としては短期での回転が可能なラインナップが中心です。

短期償還案件の利点は、待機資金を効率よく回せることや、景気や市場環境の変化に応じて柔軟に投資戦略を見直せることです。Bankersでは、3ヶ月〜12ヶ月程度の短期案件を定期的に組成しており、投資家は少額から手軽に海外案件や国内案件を試せるため、資金効率を意識した運用がしやすくなっています。こうした短期案件中心の構成は、特に短期投資や分散投資を重視する投資家にとって大きなメリットと言えるでしょう。

サービス開始から数年で1,000億円突破と勢いがある

Bankersは2020年12月にサービスを開始して以来、わずか数年で運用総額が1,000億円を突破するなど、急速な成長を遂げています。短期間でこれだけの規模に到達した背景には、円建てで海外投資ができる点や、融資に商業手形を組み合わせた独自スキーム1年未満の短期償還案件の多さなど、投資家にとって魅力的な特徴があることがあげられるでしょう。こうした多彩な案件ラインナップは、投資家の資金回転や分散投資のニーズに応え、安定した投資機会の提供にもつながっています。

運用総額の拡大は、単に規模の大きさを示すだけでなく、投資家からの信頼や需要の高さの表れでもあります。Bankersは、スタートからわずか数年で確かな実績を積み上げ、今後も新規案件や海外投資機会の拡充が期待できる、勢いあるプラットフォームと言えるでしょう。

Bankers(バンカーズ)のデメリットや注意点

Bankersには多数の魅力がある一方で、以下のようなデメリットや注意点も存在します。

順番に見ていきましょう。

想定利回りは年1.8~5%前後が中心で大きなリターンが見込みづらい

Bankersの想定利回りは年1.8~5%前後が中心で、大きなリターンは見込みにくい点がデメリットと言えます。株式投資のように二桁以上の爆発的な利益を狙えるわけではなく、手堅いもののやや地味といった印象を受けるでしょう。

手堅い案件が多い一方で、外貨建てや特定事業者向けでは高利回り案件もあります。実際に過去10件分の案件の想定利回りを見てみましょう。

案件名想定利回り
【インドネシアルピア建て】北ジャカルタ不動産担保融資ファンド1-2号9%
【円建て】【海外】短期3ヶ月ファンド第1-24号7%
クレジットカード決済事業支援ファンド2-9号5%
【メキシコペソ建て】メキシコ金融事業者バスケットファンド9号10.55%
【毎月分配型】【円建て】インドネシアデジタル金融サービス事業支援ファンド第4-10号7.70%
【円建て】モンゴル金融事業者支援ファンド2_1号7.10%
【定期元本償還】【メキシコペソ建て】南部メキシコマイクロファイナンス支援ファンド2_1号10.28%
【円建て】バルカン地域オンライン金融事業者ファンド68号7.04%
マイカーローン事業支援ファンド第2-11号5.20%
オートリース事業支援ファンド第3-6号4.67%

このように、直近10件分の案件を見てみると、確かに5%前後の案件が中心であるものの、9〜10%台といった高利回り案件も確認できますね。

つまり、Bankersは「低リスク・中利回り」が基本スタンスでありつつも、投資対象や通貨を選ぶことでリターンを引き上げる余地があると言えるでしょう。保守的に安定運用を狙うのか、それとも高利回り案件に挑戦するのか、投資スタイルに応じて柔軟に選択できる点はBankersの大きな魅力です。

サービス開始は2020年12月で、他社に比べ運用実績の歴史は浅め

Bankersのサービス開始は2020年12月と、他社と比べるとまだ歴史が浅い点は注意が必要です。長期的な運用実績が十分に積み上がっていないため、安定性を評価するには今後の実績の推移を見守る必要があります。

ただし、開始から数年ながら募集件数はすでに数百件規模に達しており、案件の供給力や運営体制の成長スピードは目を見張るものがあります。実績年数の短さをカバーするように、海外事業者向けや外貨建て案件を含めた幅広いファンドが提供されている点も特徴です。

したがって、まだ歴史は浅いが、案件数の豊富さで運営力を感じられるというのが率直な評価になるでしょう。投資を検討する際は、過去の組成実績の多さを安心材料としつつも、長期的な信頼性は今後の運用実績を注視しながら見極めることが重要です。

出資金額に応じて営業者報酬という手数料が引かれる

Bankersでは、出資金額に応じて「営業者報酬」と呼ばれる手数料が差し引かれます。営業者報酬は投資家が直接支払う形式ではなく、運用益から控除される仕組みです。そのため画面上では手数料が目立ちにくいのですが、実質的には投資家が負担している点に注意が必要です。

なお、サイトに表示されている予定利回りは、すでに営業者報酬を差し引いた後の数字となっています。つまり、投資家が手にするリターンは表示された利回り通りであり、追加で手数料が引かれることはありません。

この仕組みは分かりやすい反面、手数料の実感が薄くコスト意識を持ちにくいという側面もあります。投資先を選ぶ際には、表面的な利回りだけでなく、その裏にある費用構造を理解しておくことが重要です。

Bankers(バンカーズ)の募集頻度は?

Bankersは、新規ファンドの募集頻度が非常に高いサービスです。では、実際に過去10件分の案件の募集開始日を見てみましょう。

案件名募集開始日
【円建て】モンゴル金融事業者支援ファンド2_1号2025/8/19
【インドネシアルピア建て】北ジャカルタ不動産担保融資ファンド1-2号2025/8/15
【円建て】【海外】短期3ヶ月ファンド第1-24号2025/8/15
クレジットカード決済事業支援ファンド2-9号2025/8/14
【メキシコペソ建て】メキシコ金融事業者バスケットファンド9号2025/8/14
【毎月分配型】【円建て】インドネシアデジタル金融サービス事業支援ファンド第4-10号2025/8/13
【円建て】バルカン地域オンライン金融事業者ファンド68号2025/8/13
マイカーローン事業支援ファンド第2-11号2025/8/12
オートリース事業支援ファンド第3-6号2025/8/8
【定期元本償還】【メキシコペソ建て】南部メキシコマイクロファイナンス支援ファンド2_1号2025/8/8

上記から、2025年8月はわずか2週間で10件以上の案件が登場しており、ほぼ毎営業日ベースで新しい投資機会が提供されていることが分かりますね。内容も多彩で、円建ての短期ファンドから、メキシコペソ建てやインドネシアルピア建てなどの海外通貨案件、さらには自動車ローンやクレジットカード決済事業支援といったテーマ性のあるファンドまで幅広く用意されています。

この募集頻度の高さは、投資家にとって資金を待機させずに次々と新規案件へ投資できるメリットにつながります。ただし、案件ごとに利回りやリスクの特性が異なるため、頻繁に募集があるからといって安易に選ぶのではなく、自身の投資方針や分散状況を踏まえて取捨選択することが大切です。Bankersは投資機会の多さが大きな魅力といえるでしょう。

Bankers(バンカーズ)の償還実績や元本割れの有無

Bankersは、これまでに300件以上のファンド運用実績があり、現時点で元本割れは一度も発生していません。安全性という点では、比較的安心できる実績を積み重ねているサービスです。

ただし、過去にはガイア社関連の案件で償還の遅延が発生し、想定していた利回りを下回った事例があります。この件はその後、元本を含めた返済が完了しており、大きな損失には至りませんでした。

なお、Bankersは具体的な累計ファンド数や償還件数を公式には公表していないため、正確なデータを把握することはできませんが、投資家の報告や運営の開示情報からも、概ね安定した運用が行われていることが確認できます。

過去のガイア社の案件のトラブルとは?

Bankersの株式会社ガイアの融資案件では、2023年10月に同社が倒産し、民事再生法を申請したことで、一時的に元本が回収できないのではないかと投資家の間で懸念が広がりました。SNSや掲示板でも話題となり、Bankersの信用性に疑問を持つ声もありました。

しかし、Bankersは債権保全や担保の確保をもとに回収を進め、最終的には元本は全額償還され、当初予定されていた利回りには届かなかったものの、分配金も支払われました。この結果、損失が出ずに投資が完了したことで、審査や担保設定の妥当性、そして危機対応能力が証明された形となり、投資家にとって安心材料となったと言えます。

Bankers(バンカーズ)は怪しい?運営会社について

Bankersは先ほどご紹介したように、過去に元本毀損の懸念がSNS上で広がったことから、「怪しいのでは?」と不安に感じる方もいるかもしれません。そこで、ここではBankersの運営会社についてご紹介します。Bankersを運営する株式会社バンカーズの概要は以下のとおりです。

運営会社株式会社バンカーズ
代表代表取締役 廣津 朋憲
資本金10,000万円
設立昭和49年8月
所在地東京都中央区日本橋茅場町1-8-1  茅場町一丁目平和ビル802
許可番号・加入協会・第二種金融商品取引業:関東財務局長(金商)第3216号

・貸金業:東京都知事(1)第32023号

・一般社団法人 法人第二種金融商品取引業協会

・日本貸金業協会 : 協会員番号 002411号

・貸金業法 指定信用情報機関:株式会社日本信用情報機構

Bankersは昭和49年創業と歴史が長く、貸金業で培った実績を背景に事業を展開しています。経営メンバーは大手証券会社や他ソーシャルレンディング事業の出身者が多く、運営ノウハウにも優れています。

さらに2022年には、かつて業界トップクラスの規模を誇ったSBIソーシャルレンディング事業を承継し、会員基盤や運用スキルが強化され、信頼性の高い運営体制が整えられました。そのため、「怪しいサービスなのでは?」という心配はほとんどなく、安心して利用できる基盤が整っていると言えるでしょう。

Bankers(バンカーズ)と他社のクラウドファンディングとの違い

ここでは、Bankersとオルタナバンク、Fundsを比較します。

ソーシャルレンディングサービス開始年組成ファンド数最低投資金額想定年利回り平均運用期間特徴
Bankers2020年300件以上1万円2~10.45%3~19ヶ月・海外案件が豊富
・案件の募集頻度が高い
オルタナバンク2002年586件1万円4~12%1~35ヶ月・投資先の選択肢が豊富
・証券会社が運営している
Funds2016年543件1円2.30%14ヶ月・大手企業や上場企業が借り手になる案件が多く、信用性が高い
・低リスクで中利回り

上記で紹介したBankers、オルタナバンク、Fundsはいずれも実績が豊富で、元本毀損はこれまで発生していません。

Bankersオルタナバンクは国内外の案件が多く、円建てで為替リスクを抑えられる点が特徴です。Bankers1年以内の短期案件が中心で、資金を効率的に回したい投資家に向いています。一方、オルタナバンク中長期案件が豊富で、高利回り案件も多く、幅広い投資先から選べるメリットがあります。

Fundsはこの2社とは異なり、最低1円から投資可能で、大手企業や上場企業が借り手になる案件が中心です。そのため信用性が高く、リスクを抑えながら安定した運用をしたい投資家に適しています。ただし利回りは2.3%前後と低めで、爆発的なリターンは見込みにくい点は留意が必要です。

まとめると、Bankersは海外短期案件重視、オルタナバンクは高利回りで投資先多様性重視、Fundsは低リスク・大手企業向け案件重視と、各社とも異なる投資ニーズに応じた特徴を持っています。

Bankers(バンカーズ)に関するよくある疑問

Bankers(バンカーズ)で実施中のキャンペーンはある?

Bankersでは、これまで新規会員登録者向けにAmazonギフト券プレゼントなどのキャンペーンが不定期で行われてきました。しかし、キャンペーンの実施時期は予告なく変わるため、特典を待つよりも早めに口座開設し、投資を始めることをおすすめします。

早く始めることで、案件の募集にスムーズに参加でき、資金を効率的に運用できる利点があります。キャンペーンはあくまでボーナスのようなもので、投資のチャンスを逃さないことが最も重要です。

クラクドクレジットとの関係は?

もともとクラウドクレジットは独立した海外投資特化型のソーシャルレンディングサービスとして運営されていましたが、2024年11月18日をもって、Bankersとサイトを統合し、サービスはBankersに一本化されました。統合により、両社の運営体制や管理体制が集約され、案件審査やモニタリングの品質向上投資家への情報発信強化が図られています。

統合後も、Bankersは国内案件だけでなく、クラウドクレジット時代に提供されていた海外案件も取り扱っており、投資家はBankersのプラットフォームを通して、従来の海外投資案件を継続して利用できます。つまり、クラウドクレジットはBankersに統合され、ブランドは終了しましたが、海外投資案件の運用ノウハウや案件はBankersで引き続き活用されている形です。

運営企業

日本会議室編集局は、日本全国・海外で多目的レンタルスペースを提供する「日本会議室」のコラムの編集チームです。会議室やイベントホールのご利用に役立つ情報に加え、不動産クラウドファンディングをはじめとする最新の投資関連テーマも分かりやすく解説。利用者の皆さまにとって信頼できる知識と気づきを提供することを目指しています。