不動産担保ローンで断られた人必見!審査に通らない原因と次の選択肢

不動産担保ローンで断られた人必見!審査に通らない原因と次の選択肢

不動産担保ローンは、不動産を担保にして大口の資金を調達できる融資制度です。しかし、申込をすれば必ず審査を通過するわけではありません。不動産の評価額や他社からの借入状況によっては、融資を見送られるケースもあります。

ただし、一度審査に落ちたからといって、資金調達をあきらめる必要はありません。金融機関によって、審査の基準や重視するポイントは大きく異なるからです。

この記事では、不動産担保ローンの審査で落とされる主な理由や、本審査で落ちる具体的な事例を解説します。さらに、融資を断られた後に取るべき効果的な対処法もまとめました。

次に相談すべき金融機関を正しく見極めたい方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

目次

不動産担保ローンで断られたら終わり?まず知っておきたいこと

一度不動産担保ローンの審査に落ちたからといって、すぐに資金調達をあきらめる必要はありません。まず把握しておきたいポイントは、下記の3点です。

それぞれの内容について、詳しく見ていきましょう。

不動産担保ローンは担保があっても必ず借りられるわけではない

不動産担保ローンは、土地や建物などの不動産を担保にして融資を受ける制度です。無担保ローンと比較すると、高額な資金を調達しやすいメリットがあります。

ただし、担保にできる不動産を所有していても、必ず審査に通過するわけではありません。金融機関は不動産の評価額だけでなく、申込者の返済能力や事業状況、他社からの借入状況なども総合的に判断します。

たとえば担保の評価額が希望額に満たない場合や、既存の借入が多い場合は、融資を見送られるケースが少なくありません。また、税金の滞納や売上の減少などがあると、返済能力に問題があると判断される可能性もあります。

そのため不動産担保ローンに落ちた場合は、担保の有無だけでなく、申込内容全体を見直すことが重要です。

金融機関によって審査基準は異なる

不動産担保ローンの審査基準は、銀行や信用金庫、ノンバンクなどの金融機関によって異なります。同じ不動産を担保にする場合でも、金融機関ごとに評価方法が違うため、審査結果が変わるケースも少なくありません。

たとえば、銀行は低金利である反面、決算内容や信用情報などを非常に厳しく審査する傾向があります。一方のノンバンク系は、担保不動産の価値や資金の使い道を考慮し、個々の事情に合わせて柔軟に対応してくれる点が特徴です。

このように、審査で見られるポイントは金融機関の形態によって大きな差があります。そのため、銀行の審査に落ちてしまった場合でも、別の選択肢を探す価値は十分にあります。

一社で断られても別の不動産担保ローンなら通る可能性はある

事前の審査で一社に落ちてしまった場合でも、あきらめる必要はありません。他社の不動産担保ローンであれば、融資を実行してもらえる可能性が残されているからです。

特にノンバンク系の会社であれば、銀行とは異なる独自の基準で担保を評価してくれます。そのため、これまでの決算状況に不安がある企業でも、今後の返済計画次第で十分に相談が可能です。

さらに融資の希望額を下げたり、別の不動産を担保に追加したりすることで、審査結果が好転する事例もあります。まずは断られた原因を正確に分析し、条件を見直しながら複数の金融機関を比較してみてください。

不動産担保ローンの審査に通らない主な理由

不動産担保ローンの審査に通らない原因は、担保不動産の価値だけではありません。なぜ落とされてしまうのか、その主な理由は下記の5つです。

ご自身が融資を断られた原因を正しく把握するためにも、それぞれの内容を詳しく確認していきましょう。

担保不動産の評価額が低い

不動産担保ローンの審査で落とされる原因として、担保不動産の評価額が低い点が挙げられます。融資の上限額は、担保に入れる土地や建物の価値を基準にして算出されます。

一般的に融資可能額は、不動産の流通価格の7割から8割程度に設定される仕組みです。したがって、希望する融資額に対して不動産の評価額が不足している場合は、審査の通過が難しくなります。

特に築年数が古い建物や権利関係が複雑な不動産などは、想定よりも評価額が下がりやすい傾向にあります。また、地方の物件や再建築不可の土地などは流動性が低いと判断され、思うように担保評価が伸びないケースも少なくありません。

ただし、不動産の評価基準は金融機関によって明確な差が存在します。一社に断られた場合でも、別の会社であれば異なる評価を受けられる可能性があるため、複数社を比較検討することが重要です。

二番抵当で担保余力が少ない

不動産担保ローンは、二番抵当で担保余力が少ない場合も審査に落とされる理由になります。二番抵当とは、すでに別の金融機関が第一順位の抵当権を設定している物件に対して、後順位で抵当権を設定する契約形態です。

この場合は、万が一返済が滞った際に一番抵当の債権者が優先して資金を回収します。そのため、不動産の評価額から既存のローン残高を差し引いたとき、十分な余力がないと判断されやすいのが実情です。

たとえば不動産の評価額自体が高くても、住宅ローンや事業融資の残債が多い場合は、融資の上限額が制限されるケースも少なくありません。

後順位での融資に対応している金融機関は存在するものの、担保余力や返済計画を厳しく精査される点はあらかじめ把握しておく必要があります。

申込書類に不備や申告内容とのズレがある

不動産担保ローンの審査では、申込書類の不備や申告内容とのズレが原因で、審査に通らないケースがあります。必要書類が不足していたり、記載内容に誤りがあったりすると、金融機関が正確に審査できないためです。

たとえば、決算書の内容と申込書に記載した財務状況が一致していない場合は、確認作業に多大な時間を要します。また、担保物件の登記情報と固定資産評価証明書の内容にズレがあれば、担保評価そのものに悪影響を及ぼしかねません。

仮に意図的な虚偽申告でなくても、重大な食い違いは信用面に響くケースも少なくありません。申込の手続きを進める前には、書類をすべて揃えた上で記載内容に誤りがないかを再確認してください。

他社借入が多く返済負担率が高い

不動産担保ローンは、他社借入が多くて返済負担率が高い場合も審査に落とされる要因になります。どれだけ担保不動産の価値が高くても、毎月の返済負担が大きい場合は、新規融資後の返済が困難だと判断されてしまうためです。

たとえば、既存の銀行融資やカードローンなどの返済が重なっている状況では、新たな返済余力が乏しいとみなされるケースが少なくありません。また、売上や利益に対する年間返済額の割合が大きい場合も、資金繰りへの影響を厳しく精査されます。

したがって、審査で断られた際には現在の借入件数や残高、毎月の返済額を一度整理しなければなりません。その上で、自社の事業規模に見合った無理のない融資希望額になっているかを見直すことが重要です。

信用情報に延滞・債務整理などのブラックな履歴がある

不動産担保ローンの審査では、信用情報に延滞や債務整理などの履歴がある場合も審査に落とされる要因になります。信用情報とは、各種ローンやクレジットカードの契約内容、過去の返済状況などが記録されるデータのことです。

たとえば過去に長期の延滞や代位弁済、任意整理や自己破産などの履歴があると、返済能力を著しく疑われてしまいます。また、現在進行形で他社の支払いに遅れが生じている場合も、審査では致命的なマイナス評価になりやすいのが実情です。

ただし、これらの情報の保有期間や審査における許容度は金融機関によって差があります。万が一審査に落ちてしまった場合は、CICJICCなどの信用情報機関で登録内容を確認し、現状を把握した上で次の相談先を検討してください。

不動産担保ローンの本審査で落ちる確率は高い?

不動産担保ローンの本審査における通過率は、明確な数値として一律に決まっているわけではありません申込を行う金融機関のスタンスや、用意する物件の条件によって結果が異なるためです。

主に確認しておきたいポイントは、下記の2点です。

本審査では、仮審査よりも詳しく担保不動産や申込者の状況を確認されるため、それぞれのポイントを見ていきましょう。

本審査で落ちる確率は金融機関や申込内容によって異なる

不動産担保ローンの本審査で落とされる確率は、金融機関の審査基準や申込内容によって変動します。担保物件の評価額や個人の返済能力、信用情報に加えて他社借入の状況などを総合的に判断されるためです。

たとえば、担保にする不動産の評価額に十分な余力があり、返済計画にも無理がなければ本審査をスムーズに通過できます。一方で、追加の事実確認によって税金の滞納や借入過多などが発覚した場合は、当然ながら審査には通りません。

また、銀行とノンバンクとでは本審査において重視する項目に明確な違いが存在します。安易に確率の数字だけを気にするのではなく、確認される要素を一つずつ整理して事前に準備を整えておきましょう。

仮審査に通っても本審査で落ちることはある

不動産担保ローンは、仮審査に通っても本審査で落ちることがあります仮審査はあくまで申告内容に基づいた簡易的なスクリーニングであり、本審査では現物の不動産や公的書類を厳密に調査するためです。

たとえば、事前の自己申告では大きな問題がないように見えても、実地調査によって物件の評価額が想定を大きく下回るケースがあります。また登記情報や決算書、他社の借入残高などを精査した結果、最初の申告との間に深刻な差異が見つかる場合も想定されます。

さらに仮審査の通過後に追加書類を速やかに提出できなかったり、税金の未納や既存ローンの返済遅れが発覚したりすれば、融資の見送りに直結しかねません。

そのため、仮審査に通った段階で過度に楽観視するのは避けるべきです。本審査の案内が届く前に、提出書類の最終チェックや現在の借入状況の整理を確実に済ませておきましょう。

不動産担保ローンは怖い?断られた人が注意すべきリスク

不動産担保ローンそのものは決して怖いものではありません。ですが、担保ローンの本審査で落とされた直後は、融資を急ぐあまり契約内容の精査が疎かになりがちです。

ここでは、断られた人が注意すべきリスクを3つ解説します。

違法な業者や不利な契約による思わぬトラブルを防ぐためにも、それぞれのリスクの具体的な内容と対策を正しく理解しておきましょう。

「絶対借りられる不動産担保ローン」という表現には注意

不動産担保ローンの本審査に断られた直後は、精神的な焦りから「絶対に借りられる」といった甘い表現にどうしても飛びついてしまいがちです。しかし、どれほど価値のある不動産であっても、申込者の返済能力や信用情報によって審査の結果は変動します。

そもそも、正規の金融機関が融資を約束するような断定的な表現で勧誘を行うことは法律で禁止されています。申込者の状況を精査せずに100%の融資を保証するような広告を見かけた場合は、その業者の信頼性を疑うべきです。

特に、仲介手数料などの説明が不十分な場合や、貸金業の登録番号が確認できない組織には細心の注意を払ってください。安易に申し込む前に会社の実体や登録番号、金利の条件などを細かく確認し、不審な点を残さない姿勢が求められます。

審査で断られて精神的に焦っているときこそ、まずは正規の業者であるかどうかを見極めた上で慎重に比較検討を行いましょう。

審査が激甘や甘いといった広告は慎重に確認する

ネット上などで見かける「審査激甘」といった魅力的なキャッチコピーは、顧客を誘い込むための誇大広告です。一刻を争う資金調達の局面では魅力的に見えますが、決して無審査で誰にでも融資を行うという意味ではありません。

そもそも、正規の金融機関であればどのような場合であっても、担保不動産の価値や個人の返済能力などを厳密に調査した上で融資の可否を判断します。そのため、甘さだけを過度にアピールする広告を見かけた際は、金利や法外な手数料が隠されていないかを確認してください。

特に、契約を不自然に急がせるような対応が見られる場合は、悪質な業者の可能性を視野に入れる必要があります。不動産担保ローンは最終的に大切な資産を失うリスクを伴うため、誇大な広告表現に惑わされず、複数社を冷静に比較して検討しましょう。

怖いと感じる場合は複数社を比較して条件を確認する

不動産担保ローンの利用に少しでも不安を覚える場合は、1社だけの情報で即決せず、必ず複数社を並べて条件を比較しましょう。大切な資産を担保にする以上、万が一返済が滞った際には家や土地を手放さなければなりません。

特に、金利や各種手数料に加えて繰上返済のルールや遅延損害金などは、契約を交わす前に細かくチェックする必要があります。毎月の返済額だけに注目していると、総返済額や初期費用を含めたトータルの負担の大きさに気づけない恐れがあります。

また、窓口となる担当者の説明が明快であるか、こちらの疑問に誠実に応えてくれるかも会社を見極める重要な指標です。複数の選択肢を比較すれば、条件の相場感を正しく把握できるようになり、納得した上で安全な取引先を選び出せます。

審査が甘い不動産担保ローンはある?

明確に審査が甘いと断言できる不動産担保ローンは存在しません。しかし、相談する窓口の性質によって融資の可能性を広げることは可能です。

事前に押さえておきたい重要なポイントは、下記の2点です。

「審査が甘い」と一括りにすることはできませんが、金融機関によって重視する項目には細かな違いがあります。それぞれの特徴について、ここから詳しく確認していきましょう。

ノンバンクは銀行より柔軟に相談できるのは確か

明確に審査が甘いと断定できる窓口は存在しませんが、ノンバンクは銀行に比べて柔軟な姿勢で対応してくれる傾向にあります。銀行は低金利である反面、決算の内容や信用情報などを極めて厳格にチェックする傾向があるからです。

一方のノンバンクでは、担保となる不動産の価値や資金の使い道、今後の返済計画などを総合的に見て個別に融資を判断します。たとえば赤字決算や他社借入がある状態であっても、担保の余力や事業の見通し次第で十分に交渉の余地が開ける組織は少なくありません。

そのため、銀行の不動産担保ローンで断られてしまったからといって諦めず、ノンバンクを次の有力な選択肢として検討することが大切です。

各社によって審査基準は異なるので数を打つことが大事

不動産担保ローンは会社ごとに審査基準が異なるため、最初から1社に絞らず複数の金融機関へアプローチを試みることが大切です。まったく同じ申込内容であっても、評価の方法や重視するポイントの違いによって審査の結果が180度変わる可能性があります。

たとえば、特定の窓口で既存の借入を理由に断られてしまった場合でも、別の会社では資金の使い道や返済計画を評価して受け入れてくれるケースも珍しくありません。二番抵当の設定や赤字決算への対応可否についても、金融機関の経営方針によって大きな差が生まれます。

ただし、無計画に手当たり次第の申込を重ねると、かえって信用情報に傷がつく危険性があります。審査落ちの理由を冷静に分析した上で、自身の状況に合致する複数の会社を厳選して融資の条件を比較しましょう。

不動産担保ローンで断られた後にやるべき対処法

不動産担保ローンで断られた後は、同じ条件のまま申込を続けるのではなく、審査に通らなかった原因を整理することが大切です。次に取るべき主な対処法として、下記の4つが挙げられます。

断られた後の対応によって、次に相談する金融機関や融資条件の見直し方が変わります。それぞれの対処法を見ていきましょう。

断られた理由を推測して整理する

不動産担保ローンで断られた後は、まず審査に通らなかった理由を推測して整理しましょう。金融機関から具体的な理由が開示されない場合であっても、担保の評価や他社の借入状況などから問題点を絞り込むことは可能です。

たとえば、希望融資額が担保評価額に対して大きすぎた場合は、融資額を下げることで再検討できる可能性があります。その場合、希望額を700万円や500万円へと減額すれば金融機関の審査方針が変わり、融資の承認ラインに届くかもしれません。

信用情報の履歴や税金の未納に心当たりがあるなら、事前に現状を把握しておくことで次の相談時に誠実な釈明を行いやすくなります。何が原因なのかを検証しないまま闇雲に申込を重ねるのではなく、改善できる要素を特定した上で次のステップへ進みましょう。

融資希望額を下げる

不動産担保ローンで断られた場合は、融資希望額を下げることも対処法の一つです。希望額が担保不動産の評価額に対して大きすぎると、金融機関は回収リスクが高いと判断する可能性があります。

たとえば、事業資金として1,000万円を希望していても、担保評価や返済能力の面で難しいと判断されるケースは珍しくありません。その場合、希望額を700万円や500万円に下げることで、審査の見方が変わる可能性があります。

また、借りられる上限額だけで判断するのではなく毎月の返済額が資金繰りに与える影響も確認することが大切です。無理のない金額に調整すれば、返済計画を立てやすくなり、金融機関にも現実的な相談をしやすくなります。

担保にする不動産を変更・追加する

不動産担保ローンで落とされてしまった際は、対象となる不動産を変更するか、あるいは追加で差し入れる方法も有力なアプローチです。元の物件の評価額が低すぎる場合や、先順位の都合で担保の余力が乏しい状態であっても、別の資産を提示すれば審査の状況を好転させられる可能性があります。

たとえば自社所有の土地や建物に限らず、代表者個人の名義である物件を担保として受け入れてくれる金融機関は少なくありません。また、複数の不動産をまとめて担保に提供する共同担保という形を取れば、評価全体の枠が広がり、当初の融資希望額を満たせる期待が高まります。

ただし、対象となる資産を増やすほど、万が一の返済不能時に失う身内のリスクが拡大する事実は忘れてはなりません。担保の入れ替えや追加を行う際は、目先の融資条件だけでなく、将来的な返済計画や背負うべきリスクの重さまで慎重にシミュレーションしましょう。

検討するノンバンク系金融機関を増やす

不動産担保ローンで断られた後は、検討するノンバンク系金融機関を増やすことも大切です。ノンバンク系であれば担保不動産の価値や資金使途、返済計画をもとに、個別に相談できる可能性があります。

独自の柔軟な対応を期待できる一方で、金利の設定や手数料の割合、細かな返済条件などは会社によって大きな格差があります。そのため、1社だけの情報で拙速に判断せず、必ず複数社へ並行して打診を重ねて融資の条件を徹底的に比較しましょう。

ただし審査が甘い、絶対借りられるといった表現だけで判断するのは避けましょう。貸金業登録の有無や会社情報、融資条件を確認し、信頼できる金融機関を選ぶことが大切です。

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