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資産運用で不動産投資を始めたくても、手元の資金が少ないことで諦めてしまう方は多いのではないでしょうか。
しかし、少額不動産投資であれば自己資金が少なくても始められます。
少額不動産投資には、REITや不動産投資型クラウドファンディング、不動産小口化商品といったサービスが挙げられます。
株式会社マリオンが運営する「i-Bond」は、不動産特定共同事業法に基づいた不動産証券化商品です。
株式会社マリオンでは、出資者から集めたお金を不動産投資で運用し、そこで得た収益を配当として出資者に配分してくれます。
一口1万円から投資ができるので、資金が少ない方でも出資しやすいです。
そのため、不動産投資の初心者でも安心して始められるでしょう。
この記事では、i-Bondの評判・口コミや実際の利回り、会社の安定性について解説しています。
少額不動産投資に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
i-Bondに関する口コミ・評判・感想まとめ
運営会社のマリオンは、東証スタンダードに上場しています。
不動産賃貸サービス産業を中心に30年以上の業歴を持っていますが、そんな企業が運営するi-Bondの口コミや評判はどうなっているのでしょうか。
実際にi-Bondを利用した人による口コミを、良い面と悪い面の両方から見ていきましょう。
i-Bondに関する悪い口コミ・評判・感想
まず、悪い口コミ・評判・感想から紹介します。
自分にとってデメリットになるかどうかの目安として役立ててください。
40代会社員・男性
老後資金の問題が多く取り上げられ、株式投資や不動産投資など色々と検討していたところ、少ない資金で始められるということでi-Bondが気になった。
調べてみると1万円から始められるということで始めようと思ったが、期待するような利回りは厳しそうなので他の投資を検討することにした。
i-Bondに関する良い口コミ・評判・感想
次に良い口コミ・評判・感想をご紹介します。
どういう点が評価されたのか、目安として役立ててください。
30代会社員・男性
少ない自己資金から始めることができ、リターンも銀行金利よりも高いので非常に興味を持った。
株や投資信託のように元本の変動がない点も非常に良いと思う。
ボーナス資金でまずは10口から始めた。
60代年金受給者・女性
株や投資信託で大きく損を出し、もう少し安心して取引できる商品を探していたところ、i-Bondの記事を見つけた。
最初は、少額で始めたが安定したリターンを得られるので現在では数百万単位で購入している。
WEBだけでなく、電話等でも対応してくれる点も良い。
ハイリスク・ハイリターンを求める一部の層からは不満の声もありました。
しかし、少額で始めることができ、リターンは少なめでも安定した収益を得られるという点をメリットと感じている方が多いようです。
i-Bondに関する評判と口コミツイート
最後に、ツイッターで見られたi-Bondについての評判や口コミを確認してみましょう。
i-Bondに関する評判と口コミツイート①
お金 第3の置き場 「i-Bond(アイボンド)」第5回追加募集 https://t.co/rjA9z6LBoZ pic.twitter.com/olZ9KJIuqz
— PR TIMESテクノロジー (@PRTIMES_TECH) October 23, 2020
i-Bondに関する評判と口コミツイート②
3494 マリオン
不動産賃貸。保有する不動産の賃料を証券化して投資家に提供。サブリースや管理請負も。5月7日に申し込みから契約までの一貫した流れがWeb上で完結できる、お金の第3の置き場として「i-Bond(アイボンド)」のサービスをスタート。19年9月期業績では4.1%増収、3.6%経常増益を見込む。— HIRO (@shoken2010) June 3, 2019
i-Bondに関する評判と口コミツイート③
貯金より金利が高くて投資よりリスクが少ない、お金の第3の置き場「i-Bond」。オレにはちょっと物足りないhttps://t.co/T0pTAXJ5V4
— MOTO-HAL Japan (@advernya) November 7, 2019
i-Bondに関する評判と口コミツイート④
ソーシャルレンディングとは違っていつでも現金化できるのは魅力だけど、利回り1.5%か…
リスクが小さいといっても元本保証ではないし事業者リスクもあるしね
組成企業を選択できるFundsの方が投資しやすいかな
■i-Bondhttps://t.co/MG9yfoo0x8— ジョウ@株|IPO|立会外分売 (@ts5gt43) May 7, 2019
i-Bondに関する評判と口コミツイート⑤
2019年から金融庁のお達しで、融資を受けて現物の不動産買うの難しくなったから、不特法での不動産投資に火がつきそう。
不動産から生まれた お金 第3の置き場 「i-Bond」サービス開始 https://t.co/uHUGUZ3bcU
— 旅ジャンキー社長 / Dot Homes (@shuntomeda) May 10, 2019
投資商品については悪い口コミが書かれやすいツイッターでも、不満の声は見つかりませんでした。
運営会社も安定性のある上場企業ですし、サービスについて心配な声は少ないことが分かります。
i-Bondの特徴を一挙解説
i-Bondは、株式会社マリオンが運営する不動産特定共同事業法に基づいた不動産証券化商品です。
i-Bondは、出資者から集めた資金をマリオンが不動産投資(賃貸、売買など)で運用し、対象不動産から得られた利益を出資者に分配するという仕組みです。
2019年5月の運用開始より年々知名度を上げているi-Bondには、主に8つの特徴があります。
- 流動性の高さ(24時間365日オンラインで買取請求が可能)
- 安定した収益性(年利1.5%)
- 手数料が無料
- 短期、中期、長期いずれも対応可能(投資期限は無期限)
- 分散投資の効果がある
- 少額で始めることが可能(1口10,000円)
- i-Bondチャートで安心
- 東証スタンダード上場企業が運営
それぞれ詳しく解説していきます。
i-Bondの特徴1.流動性の高さ(24時間365日オンラインで買取請求が可能)
不動産投資における一番のデメリットは、売買に時間が掛かることから直ぐにお金にできない点です。
すなわち、お金の流動性が低いと言えるでしょう。
しかし、同じ不動産投資でもi-Bondの場合は、24時間365日WEB(オンライン)で買取請求が可能です。
買取請求受付後の5営業日後には、振込で現金を受け取ることができます。
ただし即日入金ではないので、注意してください。
i-Bondの特徴2.安定した収益性(年利1.50%)
現在の銀行の普通預金金利は年利0.01%、高くても0.20%です。
しかしi-Bondの予定分配率は、税引き前で年利1.50%です。
よって銀行預金と比べると、はるかに資産効率の良い預け先と言えるでしょう。
i-Bondの特徴3.手数料が無料
株式投資であれば、基本的には売買に手数料が必要です。
しかし、i-Bondでは申込や買取における手数料が0円です。
手数料がかからない分、手元に残るお金が多くなります。
i-Bondの特徴4.短期、中期、長期いずれも対応可能(投資期限は無期限)
不動産投資型クラウドファンディングやソーシャルレンディングなどのファンドは、あらかじめ運用期間が決まっています。
そのため、自分に合ったファンドを見つけなければなりません。
i-Bondの商品は、毎年10月1日〜翌年9月30日を試算期間としていますが、投資の期限は無期限です。
短期・中期・長期から、自身のスタイルに合わせて選ぶことが可能です。
i-Bondの特徴5.分散投資の効果がある
個人で不動産投資を行うと、多くの物件を購入することが難しいです。
入居が決まらなければ家賃収入を得られないので、破綻してしまうリスクがあります。
しかし、運営会社のマリオンは出資者から集めた多額のお金を運用するので、複数の物件を賃貸・売買するなどして分散投資することでリスクを抑えています。
自分で分散投資ができない方でも、i-Bondの投資ならリスク回避につなげることができるので安心ですよね。
i-Bondの特徴6.少額で始めることが可能(1口10,000円)
i-Bondの最低出資金は1口10,000円なので、気軽に始めることができます。
投資初心者はもちろん、少額から投資したいと考える慎重派の方にもおすすめできるサービスです。
i-Bondの特徴7.i-Bondチャートで安心
不動産投資型クラウドファンディングでは、償還期限まで運用状況がわからないものも多いです。
そのため、しっかり運用できているのか心配になる方もいるのではないでしょうか。
i-Bondでは、運用実績をi-Bondチャートで確認できるので安心です。
i-Bondの特徴8.東証スタンダード上場企業が運営
不動産投資型のクラウドファンディングでは、上場していない企業が運営しているサービスの方が多いです。
もちろん上場していなくても問題はありませんが、やはり上場企業が運営している方が安心度や安定性は高まります。
ですから、i-Bondの運営会社である株式会社マリオンが東証スタンダードに上場しているという点は、大きなメリットと言えるでしょう。
i-Bondは怪しい?過去の実績と安定性を解説
ここまでi-Bondの特徴を挙げてきましたが、重要なのは投資で運用が成功するかどうかです。
運用が成功するかどうかを見極めるには、過去の実績と運営会社の安定性を見なければなりません。
ここからは過去の実績や安定性に関して、以下の観点からお伝えします。
- i-Bondの想定利回り
- 過去ファンドの募集実績
- 過去ファンドの運用実績
- i-Bondの運営会社の安定性
i-Bondに投資する際の判断材料として、ぜひ参考にしてください。
i-Bondの想定利回り(税引き前)
i-Bondの予定分配率は、年1.50%(税引き前)です。
1口10,000円預けた場合、受け取れるお金は150円(税引き前)となります。
試算期間は、毎年10月1日~翌年の9月30日となっています。
過去のファンド募集実績
2019年5月~2022年10月時点で、7つのファンドを募集しています。
ここでは過去のファンド募集実績として、第2回の追加募集について紹介します。
【第2回 対象不動産の取得に伴う追加募集】
- 対象不動産:北海道札幌市の居住用マンション「マリオン桑園」
- 募集金額:4億2,560万円(42,560口)
- 予定分配率:年1.50%(税引前)
- 当初事業開始日:2019年6月1日
- 期間:無期限
- 分配:年1回(毎年11月末日。但し、末日が土日・祝日の場合は翌営業日となります。)
- 申込手数料・買取手数料:0円
- 財産管理報告書の交付期限:毎年11月30日
- 計算期間:計算期日毎年 9月30日 / 営業年度毎年 10月1日~9月30日
- 分配:年1回(毎年11月末日。但し、末日が土日・祝日の場合は翌営業日)
- 事業者:株式会社マリオン
過去のファンド運用実績
株式会社マリオンでは、2004年~2022年の不動産証券化商品の累計販売額は52億896万円を越えています。
i-Bondとしては第6回の追加購入する物件を含めると、2022年3月末時点での募集規模は7物件で170億円以上となります。
i-Bondの運営会社の安定性
i-Bondの運営会社は、1986年11月に設立された株式会社マリオンです。
不動産賃貸関連サービスを中心に事業展開しており、2004年より不動産証券化商品を展開しています。
東証スタンダードに上場しており、首都圏を中心に主要都市において賃貸不動産を多数保有しているのが特徴です。
安定した賃料収入があるので、経営基盤も堅いと言えます。
不動産証券化商品についても、これまでに培った不動産賃貸関連のノウハウを生かした運営を行っているため、他社と比較しても安心できるのではないでしょうか。
i-Bondのファンドの種類・ラインナップ
2022年10月時点の募集ファンドのラインナップは、1件のみとなっています。
過去に募集していたラインナップ例と、現在募集しているファンドは下記のとおりです。
【対象不動産取得に伴う追加募集】
- 対象不動産:東京都荒川区の居住用マンション「AIFLAT dokanyama」、門前仲町レジデンス弐番館ほか計6件
- 募集金額:49,480,000円(4,948口)
- 予定分配率:年1.50%(税引き前)
- 当初事業開始日:2019年6月1日
- 期間:無期限
- 分配:年1回(毎年11月末日。但し、末日が土日・祝日の場合は翌営業日となります。)
- 申込手数料・買取手数料:0円
- 財産管理報告書の交付期限:毎年11月30日
- 計算期間:計算期日毎年 9月30日 / 営業年度毎年 10月1日~9月30日
- 分配:年1回(毎年11月末日。但し、末日が土日・祝日の場合は翌営業日)
- 事業者:株式会社マリオン
【2021年 第6回 対象不動産の取得に伴う追加募集】
- 対象不動産:東京都江東区の居住用マンション「門前仲町レジデンス弐番館」
- 募集金額:1,168,500,000円(116,850口)
- 予定分配率:年1.50%(税引き前)
- 当初事業開始日:2019年6月1日
- 期間:無期限
- 分配:年1回(毎年11月末日。但し、末日が土日・祝日の場合は翌営業日となります。)
- 申込手数料・買取手数料:0円
- 財産管理報告書の交付期限:毎年11月30日
- 計算期間:計算期日毎年 9月30日 / 営業年度毎年 10月1日~9月30日
- 分配:年1回(毎年11月末日。但し、末日が土日・祝日の場合は翌営業日)
- 事業者:株式会社マリオン
最低投資金額
1口あたりの最低出資金額は、10,000円です。
優先劣後出資の有無と割合
2022年10月時点で募集中の追加分については、優先出資予定額4,532,450,000円、劣後出資予定額238,550,000円となっています。
不動産投資型クラウドファンディングでは元本割れリスクがあるため、運営会社の負担となる劣後出資は10%~30%が一般的です。
i-Bondにおける劣後出資の割合は5.2%なので、かなり低いと言えます。
i-Bondは、上場企業である運営会社マリオンが長年培った不動産賃貸関連のノウハウを生かしているサービスです。
ゆえに元本割れリスクが少ないので、その分劣後出資の割合を抑えているのだと思います。
ファンドの運用期間
i-Bondの運用期間は無期限です。
ファンドの選定の方法・手順
i-Bondは人気が高いので、募集開始から数日で売り切れるケースもあります。
そのため、随時募集ファンドがあるわけではありません。
募集の開始はi-Bondの公式サイトにて実施されます。
ファンドの最新情報を見逃さないよう、小まめにチェックしておきましょう。
i-Bondに出資する上で考えられるリスク・デメリット
上場企業のマリオンが運営していることもあり、i-Bondはリスクを抑えた商品設計になっています。
それでもリスクやデメリットはあるので、しっかり確認しておいてください。
i-Bondのリスク・デメリット1.利回りが低い
他の不動産投資型クラウドファンディングでは、3%~10%とリスクに応じて高い利回りを設定しています。
一方、i-Bondの予定分配率は年1.5%と低めです。
短期で大きな資金を得たい方にとっては、少し物足りないと感じてしまうでしょう。
i-Bondのリスク・デメリット2.元本割れする恐れがある
i-Bondでは、2022年10月時点で元本割れしたファンドはありません。
しかしコロナショックなど社会情勢や経済状況の変化などによっては、運営実績が大きく悪化する恐れもあります。
元本割れリスクを抑えた商品設計になっていますが、長期的な運用を考えている場合は、将来起こりうるリスクについて知っておくことが必要です。
元本割れが起こっても困らないように、必ず余剰資金で投資を行うようにしましょう。
i-Bondの会員登録の手順を簡単紹介
商品を購入するためには、i-Bondの公式サイトで会員登録の手続きが必要です。
会員登録フォームへの入力が完了すると、登録したメールアドレスに受付メールが来ます。
メールに記載されたURLをクリックすると、マイページにログインできます。
ログイン後、個人情報の入力や運転免許証の裏表・保険証の裏表(ない場合はマイナンバー、公共料金の領収書など)の本人確認書類の画像のアップロードを行ってください。
手続きが終わると株式会社マリオンの審査があり、無事に通過すれば最長7日以内に本人確認キーが郵送で送られてきます。
届いた本人確認キーを入力すると商品一覧に入ることができるようになるので、そこで商品を購入することができます。
i-Bondの運営会社情報
i-Bondを運営している株式会社マリオンは、東証スタンダードに上場しています。
1986年に設立されてから、不動産賃貸物件の保有・管理・運用をメイン事業として行ってきた不動産会社です。
そのノウハウを生かして、2004年より不動産証券化商品の販売を開始しました。
i-Bondの詳しい会社情報は以下の通りです。
運営会社 | 株式会社マリオン |
資本金 | 1,387,642,720円 |
代表者 | 代表取締役社長 福田敬司 |
不動産特定共同事業法の種別 |
不動産特定共同事業 第1号~第4号事業者 不動産特定共同事業 第1号及び第2号において電子取引業務を行います。 |
許可番号 | 金融庁長官・国土交通大臣 第100号 |
本社住所 | 東京都新宿区富久町9番11号 |
まとめ
株式会社マリオンが運営するi-Bondは、不動産特定共同事業法に基づいた不動産証券化商品です。
他の不動産証券化商品と比較すると利回りは低めに設定されていますが、上場企業が運営しているという安心感があります。
口コミを見てみると、少額から始めることができ、安定したリターンを得られるという点が評価されていました。
一方で、高利回りを期待している方にとっては物足りなさを感じているようです。
i-Bondの特徴は、流動性が高く、現金が必要になった際はいつでもWEBで買い取り請求の手続きができることです。
また、これまで募集した商品はすべて完売しており、元本割れした商品もありません。
しかし投資商品なので、元本割れするリスクは念頭に入れておいてください。
できるだけリスクを抑えて中期や長期で安定した資産運用をしたいと考えている方向けの商品と言えます。
「低予算で資産運用を始めたい」「リスクの低い投資がしたい」という方は、安定性の高い不動産証券化商品であるi-Bondを検討してみてはいかがでしょうか。
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